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「当たり前に過ごす時間を少しだけ大切に」震災15年 中学1年で被災 原発事故で母校を追われた少女「震災経験乗り越えるのは無理」語り部として記憶を未来へつなぐ #知り続ける

■制服リメークで繋ぐ震災の記憶

ぬいぐるみサイズにリメークされた制服

浪江町での短い青春を幼なじみと過ごした思い出の制服。舞さんはある決断をしました。

高木舞さん:
「かわいいなと思います。気に入っていたので、セーラー服。私も3年間着たかった」

長野県千曲市のシャツメーカー「フレックスジャパン」が手がける「制服リメーク」に制服を出していたのです。

高木舞さん:
「かわいいですね。1年間しか着られていなかったので、捨てるにも捨てられず、クローゼットの奥底にしまい込んでいたので、こういう形で新しく生まれ変わったのはうれしい」

「忘れられない写真」とエピソードも―。

(舞さんのエピソード)
「この入学式の写真を見返すたび、隣で笑っていた彼女の声がよみがえります。制服は、あの頃の時間をそっと思い出させてくれる存在です」

高木舞さん:
「未来の話をすると、自分に子どもができたときに、これはママが着ていた制服なんだよ、かわいいでしょなんて、伝えるきっかけにもなるかもしれないとか思って、震災っていうのがあってねと、自分の子どもに伝えるきっかけにもなるかもしれない」

楽しかった思い出も、つらい経験も、次の世代につなげなければ―。

舞さんは、新たな活動を始める決意をしました。

■語り部として「あの日」を未来にー

「災害伝承館」で被災経験を語る舞さん(福島県双葉町)

舞さんは2025年12月から、双葉町の「災害伝承館」で、語り部として、被災経験を伝える活動を始めました。

高木舞さん:
「(3月12日の)夕方になり、周りが暗くなる中、ラジオから流れるニュースはどれも深刻でした。津波、原発、放射線、避難。そのとき父が小さな声でつぶやきました。『日本終わるぞ』。その言葉はもう冗談には聞こえませんでした」

当時の被害の様子、避難生活、会えなくなった幼なじみの話。一言一言、かみしめるように伝えます。

高木舞さん:
「災害はいつ起きるか分かりません。同時にこの日常もいつまでも続くとは限りません。だからこそ、きょう隣にいる人と交わす言葉や当たり前のように過ごしている時間を、きょうのお話を聞いていただいたことをきっかけに、これまでよりも少しだけ大切に感じてもらえたらうれしいです」

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長野放送ニュース

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