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「死に向かって時間が」“看取り”支える医師(64)「すい臓がん」発覚 痛みと闘い、訪問診療を続ける「自分ができることを死ぬまでやりきりたい」

■何とか診療を再開 患者の元へ

訪問診療を再開し、安曇野市の患者の元へ

2025年1月―。

瀬角医師:
「(再開後は)ちょっと、つらかったですね、さすがに。とにかく体重が減っていくのを横目で見ながら減らさないように、無理して詰め込む」

何とか予定通り訪問診療を再開しました。

瀬角医師:
「どうでした?」

患者の妻(70代):
「(施設から)帰ってきてから落ち着かないんです」

安曇野市の80代男性患者の元へ。体調が優れず、瀬角医師の復帰を待ち望んでいました。

患者の妻:
「ほっとしました。安心しましたね、本当に」

瀬角医師:
「(再開して)今後もね、頑張っていくっていう勇気と力をもらっている日々です」

患者の妻:
「本当にうれしく思います。先生のお顔見せていただいて、本当にもう。それが何よりの、元気の出ることです。私たちにとっては」

■「自分らしく生きる」

訪問診療クリニック樹・瀬角英樹医師

住み慣れた自宅で、その人らしく、その家族らしく「生きる」。瀬角医師にとっては、それを支えることが自分らしく「生きる」こと。

改めて「命」の重みをかみしめています。

訪問診療クリニック樹・瀬角英樹医師:
「未来に向かって今、自分ができることは何か。一つ一つ、一日一日、やれることをできるだけ、死ぬまでやり切りたい」

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長野放送ニュース