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運転免許を返納し困った…移動スーパーで“買い物弱者”の手助けに 地元への思いを胸に夫婦で営む おしゃべりの場、地域の見守りも」

■450品目を越える品揃え

食料品を中心に450品目を超える商品を準備

7月28日午前8時半、1日の始まりは協力店の大型スーパー「バロー」での仕入れから。

坪内麻友さん:
「朝の7時からピッキングを始めて、先週の金曜と木曜に売れたものをメモして、それを中心に選んでいく」

生鮮食品や総菜などを積み込んでいきます。食料品を中心に450品目を超える商品を準備します。

坪内麻友さん:
「あれない?これない?って言われたときに、ぱって出せるようなお店でありたいと思うので」

■運転免許を返納し、買い物が…

土口地区

この日、まず向かったのは住宅街の土口地区。

客:
「待ってましたわ」

続々と住民が集まってきました。

客(85歳男性):
「刺身も来てるんだな」

坪内麻友さん:
「刺身来ていますよ」

客(85歳男性):
「ホタテないか?」

坪内麻友さん:
「ホタテない。タイとサーモンと盛り合わせと」

客(85歳男性):
「それでいい、それ2つもらえるかい」

こちらの85歳の男性は7月、免許を返納したばかり。買い物に困っていたところ移動スーパーを知りすぐに依頼しました。

客(85歳男性):
「(普段買い物は)人に頼んだり、子どもが来たときに行ったり。週に1回来てもらえれば一番ありがたい、本当にありがたい」

市街地でも増えている「買い物弱者」。2人は週5日運行し、依頼があれば個人の住宅、施設などどこでも回る予定です。

始まったばかりですが、すでに1週間で約300人から依頼が入っているそうです。

■住民たちの”憩いの場”に

個人宅へ

個人宅へ。

客:
「久しぶり」

買い物が終わると―。

客:
「11日の祭日も来てくれるって」

別の客:
「生協お休みだから助かる」

すでに住民同士の交流の場にもなっています。

客(87):
「久しぶりに行き会う方っきりですもの、みんな暑いし(外に)出ていないから。一言二言話ができるから」

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長野放送ニュース

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