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住民の思いで復活 9年ぶりに「伊勢講代参」 地域の復興と共に前へ 2019年の台風19号災害を乗り越え

■地元では住民が「仮宮」を準備

仮のお宮作り

その頃、六地蔵町では。

六地蔵町伊勢講 講長・関茂男さん:
「これ、こうなるんだ、真ん中に」

残った住民たちが代参人を迎える準備を進めていました。ヨシを組んで仮のお宮「仮宮」を作ります。

住民:
「こうなるか、こうなるか」
「こっちってことですか?」

関茂男さん:
「図面できちんと決めておけばいいんだけどそういうのはないんだ。(その場で?)その場で、みんなガヤガヤ」

関正之さん:
「六地蔵だよ、六地蔵バージョン」


「仮宮」

9年ぶりということもあり手探りでしたが、何とか無事、「仮宮」が出来上がりました。

関茂男さん:
「まあまあの出来だね(笑)。帰ってきなさるの楽しみ。帰ってきなさる皆さんの話を聞くのも楽しみ」

■無事戻りフィナーレへ

「下降式」

「代参人」も無事戻り、伊勢講のフィナーレ「下降式」が始まりました。

慣わしの通り、代参人が後ろ向きで仮宮に入りお神酒を受けます。

お宮を解体し、火を付ける

そのまま後ろから外に出ると、すぐにお宮を解体し、火を付けます。代参人の身に宿った神様が、この煙と共に伊勢に戻るとされています。

六地蔵町伊勢講 代参人・落合道雄さん:
「大事な役目が一つ終わってホッとしているところです」

■「1年でも長く続けば」

「六地蔵町伊勢講」

130年続く伝統行事「伊勢講」を9年ぶりに復活させた長野市長沼地区の六地蔵町。次回の代参人も決め、幕を閉じました。

六地蔵町伊勢講 講長・関茂男さん:
「仲間うちで集まるのが一番語って楽しくていいんだ。その一つにこれがなってくれればいいなと。1年でも長く、この代参講を続けてくださることを願って祈っています」

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