■負担軽減へ 河川の一斉清掃を廃止

高森町・壬生照玄町長
区長らが話した自治会の実情と課題。
町は―。
高森町・壬生照玄町長:
「地域の皆さんが活動しやすくしていくのが町づくりの原点になるので、一緒に検討していくことが必要になるなと」
町は2026年度から「負担軽減」を目的に各区ごとに行っていた河川の一斉清掃を廃止。代わりに、河川清掃を行った区や団体には、町が報奨金を支払う形にしました。
高森町・壬生照玄町長:
「(自治会が)お金の負担だけでなく、何かプラスアルファが生まれないと、そうした状態(存続)には持っていけない。新しいことに進みやすいような組織(自治会)も含め、最終的には検討していく必要がある」
■「区長のなり手がない」50人が断る

左から、南箕輪村北殿区の前々区長 ・山口武男さん、前区長・渡辺文善さん、現区長・倉田昭治さん
行政による支援は、ほかの自治体でも。
人口約1万6000人の南箕輪村。村には12の区があり、自治会加入率は9割ほど。高い加入率ですが、そこでも問題が―。
南箕輪村 北殿区 前区長・渡辺文善さん:
「(課題は)区長のなり手がない、役員のなり手がないこと」
「次の区長を」と50人に声をかけたものの全て断られ、ようやく現在の区長・倉田さんが引き受けた形でした。
さらに―。
南箕輪村 北殿区 前々区長 ・山口武男さん:
「(加入率も)年々減ってしまって、右肩下がりですので、転入のお知らせが(区長)に来るが、連絡を取ってみると『入りません』っていう人が非常に多い」
■ごみ収集の立ち合いを外部委託

南箕輪村自治会の主な仕事
村の自治会の仕事は主に3つ。
ごみ収集の立ち合いや回覧板の配布などの「行政協力業務」、他の団体から依頼された募金集めなどの「他団体依頼業務」、そして、公民館の運営やイベント、行事を行うなどの「自治会運営業務」です。
村は区長らの要望を受け、自治会の負担を減らすため、このうち「行政協力業務」にあたる、ごみ収集の立ち合いや広報誌の配布業務を、2年前から外部に委託。
区が行っていた募金集めも2026年度からはやめました。
また、自治会運営の支援のため、「集落支援員」を事務員として派遣する取り組みも行っていて、現在、4つの地区で活動しています。
南箕輪村 地域づくり推進課・東沢規江さん:
「(自治会運営についても)区長たちが悩んでいることとか困っていることがあったら、一緒に課題として考えていきたいと思う。情報共有しながら、うまくいい方に進んでいけば」
北殿区も、区費の徴収を振り込みにするなど、役員らの「負担軽減」に取り組んでいます。
南箕輪村 北殿区・倉田昭治区長:
「区の役員の負担は確実に減っていると思う」

