YouTube X Instagram

父が64歳で急逝…人気菓子店が休業 後を継ぐか悩む長男 すると夢に父が「お前の好きなようにやれ」 3カ月後、営業再開「父を超えられるように」

営業再開

営業再開を決め、母の香代さんや従業員と一緒に準備を進めてきました。

母・香代さん:
「(利徳さんの決断は)すごくうれしかったですし、自分を生かしてのびのびと自由にやってくれたらなと思います。きっと主人もすごく喜んでいるだろうなと」







■新商品や再現した焼き菓子並べ再開

営業再開に感極まわる女性

そして、迎えた3カ月ぶりの営業再開。早速、店には多くの客が訪れました。

感極まる客も。

営業再開に涙する客:
「愛されている店なんだなとすごく思いました。息子さんが頑張っているので、新しいものを楽しみながら通えたらいい」

再開を祝い多くの花が寄せられました。

由貴夫さんが考案した信州みそやそばの実を使う「天壇」

ショーケースに並んだケーキの多くはパティシエ修業の経験をもとに利徳さんが考案した新商品です。

もちろん自分の菓子だけではありません。由貴夫さんが考案した信州みそやそばの実を使う「天壇」などの焼き菓子は、レシピを見ながら再現しました。

■10年以上前からのファンも来店

常連客と利徳さん

常連客:
「春が来ました、頑張ってください」

常連の七尾和晃さん(51)。東京に住んでいますが、大黒屋のファンで10年以上前から通っていました。お土産も含め多くの商品を購入しました。

常連客・七尾さん:
「これまでの懐かしさと合わせて、新しいサプライズな味が楽しめるんじゃないか。(利徳さんの作る)新しい味との出会いが楽しみになりました」

■長男「父を超えられるように」

利徳さんが考案した新商品

亡き父から受け継いだバトン。

味と思いを引き継ぎながら自分の菓子も届ける利徳さん。「信州大黒屋」は新たな形で再出発しました。

信州大黒屋・伊丹利徳さん:
「今まで父がやってきたように地元の方に愛されるのはもちろん、地元の食材を使っておいしいお菓子を父を超えられるようにやっていきたい」

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

あなたにおすすめ