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「皆さんは危機感がない」知事が声荒げる “ガソリン価格調整疑惑” 組合「事実は存在しない」と報告 知事「県民が納得できると思うのか」

資料

ガソリン価格をめぐる問題です。長野県石油商業組合は、店頭価格を事前調整したとされる疑惑について、「 8つの支部に確認したが事実はなかった」との調査結果を県に報告しました。阿部知事は「県民が納得すると思うか」などと声を荒げる場面もありました。

夕方、県庁を訪れた県石油商業組合の幹部。阿部知事に、疑惑についての調査の結果を報告しました。

県石油商業組合・高見沢秀茂理事長:
「事実確認を2月13日、各支部の支部長などにいたしました。結果、8支部のそれぞれに『事実は存在しない』返答があり、報道の事実確認はできませんでした」

組合に加盟する複数のガソリンスタンドで店頭表示価格を事前調整したとされる問題。組合は当初、真っ向から関与を否定しました。

高見沢秀茂理事長(2月6日):
「(組合として)コンプライアンスに違反するようなことは一切していない。下部組織で行われていれば速やかに是正し、県民の信頼回復に努めたい」

一方で、NBSの取材に応じたガソリンスタンドの関係者は、組合の北信支部の支部長から価格を知らせる電話があったことを認め、「値上げや値下げを強要される内容だった」と証言しました。

関係者:
「『いつから何円上げです』『いつから何円下げです』っていうような電話は連絡網ですかね。価格の替え漏れみたいなことがあった時には、電話来ますよね、『おたくどうなってんの?』みたいな。脅迫とか脅しだととってましたけどね」

また、別の関係者も、少なくとも15年前から価格を知らせる電話があったと証言しました。

ガソリンスタンドの元従業員:
「事前に何日の何時っていう連絡で、『(価格を)あげてください』という要請が来て、従わないと逐一、『どうなんですか』っていうような電話が来て。(勤務していたていた15年ほど前から?)私が勤務している間はずっとありました」

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