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“木工職人の卵たち”1年の集大成の卒業製作 最年長66歳は頑張りすぎて腱鞘炎に 宮大工を目指すアメリカ出身の男性「最高の1年間」 それぞれの夢や目標に向かって

講師 漆職人歴60年・宮原正岳さん(右)

伝統工芸を教える講師にも思いがー。

講師 漆職人歴60年・宮原正岳さん:
「今、仕事の漆屋さんも後継者不足っていうことがあって(訓練生の)中で漆を使って仕事にしてくれたら、そんなにいいことないよね」

テーブルを製作中のアズース・エランさん

2024年12月、技能祭に向けた個人製作が始まっていました。

アメリカ出身のアズース・エランさん(37)。14年前に語学留学した時に日本の木工技術にひかれたというエランさん。2024年、日本人の妻と結婚し愛知県に移り住んだことをきっかけに、憧れの職人を目指そうと決意しました。

アメリカ・フロリダ州出身・アズース・エランさん:
「(何作っている?)テーブルです。今、(脚の)ほぞをきれいにしています。前から好きな職人の動画を見て、それをまねしています。卒業したら自分の家の家具を自分で作りたいと思って、こういうシンプルなテーブルがあったらいいなと思って今、練習中です」

元インテリアコーディネーター・土屋美稀さん

中野市出身の土屋美稀さん(25)。ハウスメーカーのインテリアコーディネーターとして働いてきましたが、家具職人の技を間近で見るうちに、「作る側」になりたいと入校しました。作っているのはサイドテーブルです。

元インテリアコーディネーター・土屋美稀さん:
「木の接合部をこういった感じで作りたくて、それが表現できるようなものでサイドテーブルを作りました。今まで勉強してきたことを出せるように、自分の成長とかも見られればいいなと」

「ろくろ」で木をひく宮田正彦さん

最年長の宮田正彦さん(66)。南木曽の伝統工芸「ろくろ」で木をひいていました。定年退職後に入校、孫の律くんに木の温もりのある食器や机、イスをプレゼントしたいと考えています。ただ、頑張りすぎて。

訓練生最年長・宮田正彦さん(66):
「(右手のけがは?)ろくろでやって腱鞘炎になりました。朝の授業が終わってから昼まで、学校は4時までですが、残業で1時間できるので、ずっと4週間やっていたら、こうなりました。きれいに(製品が)できるとめっちゃうれしくて、でもなかなか難しいですね」

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