■信州牛100%のパティ

BURGER39!
豊野町にも2024年12月、新たなハンバーガー店がオープンしました。
信州牛100%のパティを使った食べ応えのあるハンバーガーが人気です。

39!バーガー(2500円)
客:
「肉々しいのもあるし、でも結構さっぱりしていてチーズが深い」
バンズは、信濃町の人気パン店「EN BAKERY39!」で作っています。

BURGER39!・高橋伸幸さん
実はー
BURGER39!・高橋伸幸さん:
「奥さんが野尻湖のパン屋さんをやっていて、そのつながりで何かここでできたらいいなと」
店主の高橋さんは「EN BAKERY39!」を営む美樹さんの夫。美樹さんはハンバーガー店で修業していた経験があり、作り方などを教えてもらい店を開くことにしました。
BURGER39!・高橋伸幸さん:
「奥さんのところの食パンをベースにバンズ作っているんですけど、パティ結構重たいので、それに負けないように焦げ目をつけてちょっと表面はカリっとさせているのが特徴」
客:
「うん、うまい。パンが硬くてかみ応えがあって、お肉も肉に厚みがあっていい感じ。こういう本格的なのを食べると一味違う」
現在は春に向けてウッドデッキスペースなどの整備も進めています。
BURGER39!・高橋伸幸さん:
「ワンちゃんとかを連れてくるお客さんとかも気軽に来られるようなハンバーガー屋さんをつくりたい」

台風19号災害で浸水被害(2019年)
出店にはこちらの建物にちなんだ理由もありました。
BURGER39!・高橋伸幸さん:
「水が3メートルくらい漬かっちゃって、そこで前のオーナーさんが手放したのを買わせてもらった」
建物はかつてのレストランで5年前の台風19号災害で浸水被害に遭いました。
高橋さんは災害後、ボランティア活動を始め、その拠点として使おうと建物を買い取りました。

BURGER39!
現在も活動を続けており、その資金を得ようと店を開いたのです。かつてのレストラン時代を知っている人からも開店を喜ばれているそうです。
BURGER39!・高橋伸幸さん:
「前にやっていた『しじゅうから』さんっていうお店なんですけど、そこに来てたんだよって言って訪れてくれる人もすごく多くて、やっぱりうれしい。もともと水漬かっちゃった場所だけど、いろいろ発信できたらいいな」
背景を探るとコロナ禍やインバウンドの影響も見えてきたハンバーガー店の相次ぐオープン。今後も続くのでしょうか。