
麓から捜索に向かう長野県警ヘリ
北アルプス白馬鑓ヶ岳でアメリカ国籍の男性2人が遭難し、1人は救助されましたが、1人は安否が確認できていません。
遭難したのはアメリカ国籍の20代の男性2人です。
警察によりますと、2人は6月19日、長野県白馬村の八方尾根から入山しましたが、白馬鑓温泉に向かう途中、1人が標高2200メートル付近の稜線から滑落したということです。
午後6時前、「男性が滑落して見えなくなった」ともう一人が警察に救助を要請しました。
現場は残雪の多い急斜面で、通報した男性も行動不能となったため、警察がビバークするよう指示し、20日午前6時過ぎに県警ヘリで救助しました。けがは無いということです。
滑落した男性の安否は判っておらず、ヘリから降りた救助隊員が捜索を続けているということです。
白馬鑓ヶ岳はいわゆる「白馬三山」の一つです。標高約2100メートルにある白馬鑓温泉は「雲上の秘湯」として登山者に人気ですが、雪崩が頻発する場所でもあり、山小屋の白馬鑓温泉小屋の営業は7月下旬からとなっています。