
玉ノ井親方と記念写真に納まる松尾相撲クラブのメンバー
すでに何度も寺西さんの稽古や試合を見てきた玉ノ井親方。今後の成長に期待しています。
玉ノ井親方:
「中学校3年生になって気持ちが少し強くなってきたし、それまでがまだ精神的な部分が弱かったので。勝つために何をしないといけないと言ったら体づくり、努力、一つ一つ教えていこうかなと。(寺西さんの良いところは)体もそうだし、お相撲が好きだってそういうところですよね。いろんな人にもまれて、いろんなことを経験しながらやっていくので目を離さずに見ていきたい」
■「稽古を頑張り強くなる」

地元の神社に初詣(1月3日)
1月3日、飯田市・鳩ヶ嶺八幡宮。
寺西蓮さん(15):
「あけましておめでとうございます」
家族と地元の神社に初詣。膝は回復し、80段ほどある石段を登り切りました。
新年の願いはー
寺西蓮さん(15):
「今年から行くところは甘くない世界なので相撲の稽古をいっぱい頑張ってしっかり強くなりたいとお願いして、毎年お祈りしているけど、けがを何回かしちゃうので、いっぱい今年は長くお祈りしました」

おみくじは「末吉」
今年の運勢を占ってみました。
寺西蓮さん(15):
「え、うわ、『末吉』だった、ちょっと微妙。『遊んでばかりではかないにくい』、ちょっとやばいですね」
■母「最後まで一生懸命あきらめず」

寺西さんの活躍を願う家族
もうすぐわが子を相撲部屋に送り出す両親はー。
父・一樹さん:
「毎年けがしてないところを見たことがないくらいけがが多いので、今年1年は、けがなく病気なく過ごしていければ。落とした筋力も戻してもらってポヨポヨした体も筋肉質に変えてもらうことが一番」
母・舞さん:
「心配な面も結構あるけど玉ノ井部屋の皆さんが優しいので安心しています。自分の決めた道なのでとことん最後まで一生懸命あきらめずに進んでほしい」
■監督「苦しくても逃げずに」

松尾相撲クラブの練習
1月15日―。
後輩たちも活躍を祈っています。
中学1年・酒井大輝さん:
「強くて優しくて、人から憧れる人になってほしい」
小学6年・筒井彩翔さん:
「どんどん強くなってこっちに帰ってきてくれたら、自分の力を見せてほしいです」
小さい頃から指導してきた清水監督はー。
清水里香監督:
「まず部屋に慣れること、環境に慣れること、慣れないと力が出ないし、伸び伸びできない。あとは稽古頑張って、苦しいとか痛くてやめちゃうんじゃなくて、苦しくてもつらくても稽古やって、先輩たちにかわいがられて力出してほしい」
■寺西さん「愛される力士に」

横綱を目指し練習に励む寺西蓮さん
厳しい世界に身を投じる寺西さん。門出の春はもうすぐです。
松尾相撲クラブ・寺西蓮さん(15):
「いっぱい稽古して、いっぱい食べて、地域の皆さんに愛される力士はもちろん、今まで皆さんがいろいろ教えてくれたので、今度は自分が教える立場として戻って来られたら。やっぱり横綱を目指して頑張りたい」