■中学生横綱を目指した大会の結果は

個人戦3回戦、寄り倒しで勝利する寺西さん(左)
中学生横綱を目指して臨んだ全中・全国中学校相撲選手権大会。
予選は対戦3回のうち、2回勝って決勝トーナメントへ。
寺西蓮さん(15):
「うれしいです、最後は絶対勝ってやろうという気持ちで前にずっと出ることができたのでよかったです」

決勝トーナメントで敗れる寺西さん(右)
2日目の決勝トーナメント。相手は前日の予選で負けている東京都の選手。
リベンジをかけて臨みましたが、全中は悔しい結果に終わりました。
寺西蓮さん(15):
「いい当たりはできたけど、1回勝てそうだったけど、自分焦っちゃってダメでした」
■骨折…大会に出られず

「清水里香杯」(2024年12月21日)
あれから4カ月―。
この日はクラブの清水監督の名前を冠した恒例の大会「清水里香杯」。
県内の相撲クラブに所属するおよそ20人が出場しました。

2024年9月に左脛骨粗面を骨折
ただ、寺西さんはー
寺西蓮さん(15):
「膝の骨を折っちゃって、(できるのは)今、四股少しとすり足くらい」
体育の授業で大縄跳びをしていた時に縄が引っかかり、膝で着地してしまい、「左脛骨粗面」が折れてしまいました。
寺西蓮さん(15):
「(試合見てるとやりたくなる?)やりたくなります」
■玉ノ井親方がアドバイス

「清水里香杯」に訪れた元大関「栃東」の玉ノ井親方
裏方に回った寺西さん。実は、自分の相撲を見てもらいたい人がいました。
松尾相撲クラブ・清水里香監督:
「元大関『栃東』の玉ノ井親方が来てくれました、ありがとうございます」
特別ゲストの玉ノ井親方(48)です。

子どもたちに胸を貸す玉ノ井親方
玉ノ井親方:
「入ったら入った方に出たほうがいいかな、そしたら相手が逃げれないから」
親方は子どもたちにアドバイスしたり、胸を貸したりして、交流してくれました。
玉ノ井親方:
「子どもたちが楽しくできる環境をつくっていくのが一番大事だと思うので、すごくいい試合というか練習、いいなと思います」

寺西さんにもアドバイス
寺西さんにはー
玉ノ井親方:
「自分の体重で腕立てやるとか、膝ついてとか、そういうのやった方がいいよ」