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“15歳の誓い”中学3年生の決断 卒業後に玉ノ井親方の「相撲部屋」入門 母は心配も「自分の決めた道、とことん一生懸命」  寺西蓮さん「愛される力士に、横綱目指す」

全国中学校相撲選手権大会に出場した寺西さん(2024年8月、富山・射水市)

この春、中学を卒業し相撲部屋に入門する長野県飯田市の寺西蓮さん。大きな決断をした15歳の誓いを取材しました。

■強くて憧れる存在の力士に

稽古に励む寺西蓮さん(15)

1月15日―。

稽古に励む寺西蓮さん(15)。松尾相撲クラブに所属する中学3年生です。

松尾相撲クラブ・寺西蓮さん(15):
「やばいです。相撲は『はっけよい』って言ってから、いかに速く踏み込めるかのスポーツなので、瞬発力と走って足腰鍛えるトレーニングです。もう、疲れました」

実は2024年9月に左足を骨折。本格的な稽古は約4カ月ぶりです。

体は、2024年取材した時からさらに大きくなったようです。

寺西蓮さん(15):
「身長は177cm、体重は134kgくらいです。まだ成長中ですね(笑)」

2025年春、玉ノ井部屋へ入門

寺西さんは体格や素質を見込まれ、中学卒業後、元大関「栃東」・玉ノ井親方の相撲部屋に入門することが決まっています。

寺西蓮さん(15):
「今まで知らなかった皆さんと生活するのは不安だけど、早く慣れて次戻ってくる頃には、かっこいい強くて憧れる存在のような力士に」

■相撲は小4から始める

自宅でも自主練

相撲を始めたのは小学4年のころ。

寺西蓮さん:
「わんぱく相撲大会で自分より小さい子に負けちゃったのでそれで悔しかったから相撲始めました。相撲は勝ち負けが早い競技だけど、その一瞬の勝負で自分の本気を出せるのでそこが楽しい」

父・一樹さん:
「腰落として!」

クラブでの稽古だけでなく自宅でも自主練に励みました。

県大会の重量級で連覇

たくさん食べて体が大きくなるにつれ実力もアップ。

県大会では中学2年・3年と重量級で連覇を果たしています。

■クラブ立ち上げた女性監督が指導

松尾相撲クラブ・清水里香監督

基礎を教え込んたのはかつて女子相撲で活躍し、クラブを立ち上げた清水里香監督です。

松尾相撲クラブ・清水里香監督:
「体がどんどん大きくなって、才能がどんどん開花していって、相撲が大好きな気持ちと一生懸命頑張れる気持ち、そして素直な心がそうさせてると感じます」

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