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注目度アップ!長野の「クラフトジン」 要因は“酒造りが盛ん” 酒蔵の数は全国2位 きれいな水、豊かな自然を生かして生産

蒸留釜

ボタニカルは、一晩アルコールに漬け込み、蒸留釜へ。

蒸留責任者・ヨネダ・イサムさん:
「アルコールが大体78℃で蒸発します。水が蒸発しない温度なのでアルコールだけが飛びます」

アルコール分を冷却塔で冷やし、抽出します。

蒸留責任者・ヨネダ・イサムさん:
「蒸留機から出ているジンの度数は82%あります。すごく高い、飲める状況じゃない、このあと加水します」

湧き水を加える

これに、先ほど紹介した湧き水を加えてアルコール度数を45%もしくは48%に下げます。

瓶詰めしてラベリングしたら完成です。

■ジンの品評会で1位に

「ワールド・ジン・アワード2024」(コンテンポラリー・ジン部門)で金賞の「CLASSIC DRY GIN」

「NOZAWA GIN」はスギやクロモジの皮や葉を使っていて爽やかさと苦みが特徴。2024年の「ワールド・ジン・アワード2024」(ロンドン・ドライ・ジン部門)で金賞に輝き国別1位にもなりました。

「CLASSIC DRY GIN」はレモンや山椒を使用しパンチのある味わい。こちらも金賞となりました。


■地元の祭りにちなんだ商品も

燃え残った社殿のブナ

蒸留責任者・ヨネダ・イサムさん:
「うん、いい香りする」

この日、蒸留したていたのは、有名な道祖神祭りにちなんだジンです。

蒸留責任者・ヨネダ・イサムさん:
「大きいブナの木でつくられた社殿を造る火祭りなので、それを結局、燃やす。次の日に残ってるブナをいただいて、それを今年の『DOSO GIN』で使用します」

燃え残った社殿のブナをボタニカルとして使った「DOSO GIN」は季節限定での販売です。

ジンの飲み比べを楽しむ客

客・オーストラリアから:
「チアーズ」

バーでは「NOZAWA GIN」など4種類をテイスティングできます。

客・オーストラリア人から:
「素晴らしい!全部すごくユニークな味。みんなで話したら、クラシックドライが一番おいしい」
「シソを使ったジンが一番、とても華やか。飲みながら花やハーブの味を舌で楽しめる」




併設のバーでは4種類のテイスティングができる(1000円)

野沢温泉蒸留所・リチャーズ・フィリップ社長:
「(クラフトジンは)造ってるところのボタニカルを使って地元を表現できるのが一番魅力的。ジンを飲んで野沢温泉や楽しい経験を思い出して、また来てもらうことが大事」

きれいな水、豊かな自然を生かしたクラフトジン。信州の魅力を発信する産物として今後も注目されそうです。

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