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「生きていく中でお金が」“内職”にひかれ…被害者の30代シングルマザーが告白 雪だるま式に…「副業」持ち掛けてだます手口 SNSきっかけの詐欺が急増

Aさん

家族や周囲に内容を話し、警察にも相談。自分が詐欺被害に遭ったことがわかりました。

被害者・Aさん(30代):
「相手に対して悔しいとかいうよりは、引っかかっちゃった自分に悔しい」

■「副業」かたる詐欺が急増

特殊詐欺・SNS型投資詐欺 犯人からの接触方法(長野県内 2024年1月~10月)

物価高を背景に生活の苦しい人が増えていることもあってか、この「副業」をかたった詐欺が急増しています。

2024年に入ってからの架空請求詐欺は10月末までで75件。そのうちの22件が「副業名目」でした。2023年はほとんどなかったということです。

副業をかたる詐欺の特徴は。

県警 特殊詐欺抑止対策室・落合美華 課長補佐:
「電話で来るのではなくてSNSで広告を見て、SNSでやりとりをしてだまされてしまう」

■「SNS」使った特殊詐欺…

SNSを使った詐欺が増えている

SNSを通じて投資などを持ちかけて金をだまし取る「SNS型」が今年に入って急増していますが、架空請求などを含む従来の「特殊詐欺」もSNSが利用されています。

2つを合わせた件数は10月末までで292件。そのうち173件・約6割がSNSがきっかけでした。

県警 殊詐欺抑止対策室・落合美華 課長補佐:
「SNSでやりとりする方は若い方だけではなくて年齢が高い方もやるようになったりする。(SNSが)身近な存在になったことで被害が増えている。SNSはやりとりする前に気づいてもらいたいが、やりとり始めるとなかなか気づけない。ちょっとおかしいなと思ったら誰かに相談、警察に相談してほしい」

■大きな喪失感を抱え…

シングルマザーのAさんと息子

1週間で50万円をだまし取られたシングルマザーのAさん。今、大きな喪失感を抱えています。

被害者・Aさん(30代):
「(なくしたものは)現実にはお金だけなんでしょうけど、ここから困窮してくだろうなと。どうしても先がちょっと見えない。(過去の自分には)楽して稼げるものはないよと、一番最初に(声を)かけたい」

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長野放送ニュース

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