
やたら冷やし味噌ラーメン(950円)
特集は、北信濃の夏の郷土料理「やたら」です。2024年、地域に根付く食文化として文化庁の「100年フード」に認定され、長野県飯綱町では「やたら」を使ったさまざまな料理を提供するイベントも。注目度が高まっています。
■北信濃の夏の郷土料理「やたら」

「やたら」をのせたピザ
ピザにカツ。
野菜を使ったおかずたっぷりのプレートも。
これらの料理に使われているのはー。

北信濃の夏の郷土料理「やたら」
地域の住民:
「大体5ミリくらいで、このくらいで」
キュウリやナス、ぼたんこしょうなどの夏野菜を細かく刻み、刻んだみそ漬けを加えて混ぜます。
北信濃の夏の郷土料理「やたら」です。
地域の住民:
「おいしいな」
■文化庁の「100年フード」に認定

「やたら」100年フード認定報告会(8月1日・飯綱町)
2024年3月、地域に根付いた食文化として文化庁の「100年フード」に認定されました。
大事な食文化を継承していこうと、飯綱町と町内で食育などに取り組む「だんどりの会」が申請していたもので、先日、報告会が開かれました。
だんどりの会・黒柳博子会長:
「『やたら』を地域の誇るべき食文化として100年の世代に受け継ぐだんどりをつけていきたい」
■専門家「夏場の健康を支える食材」

長野県立大 食健康学科・中澤弥子教授
講師を務めた長野県立大学の中澤弥子教授は「やたら」の魅力について次のように語りました。
長野県立大 食健康学科・中澤弥子教授:
「(やたらは)こちらの(飯綱町の)皆さんの健康を夏場支えた素晴らしい食材。健康を維持して働く元気のもとだったのではないか。(『やたら』を)100年フードにできたのは素晴らしいと思う」
■「やたら」使った料理のイベントも

やたら祭り(8月末まで)
「やたら」は、それぞれの家庭や店で材料や作り方が異なります。
また、ご飯にのせるだけでなく、さまざまな料理にアレンジして楽しむこともできます。
こうした魅力を広く発信していこうと、町内では現在、19の飲食店が連携し、「やたら」を使った料理を提供するイベントも開かれています。
■「やたら」たっぷりのラーメン

「食ごよみ日和」
参加店の一つ、農家レストラン「食ごよみ日和」。
こちらで味わえるのがー。