■最終製造日 社長は機械を労う

最終製造日を迎えた松田社長
最後の給食から4日後、ついに最終製造日を迎えました。
気苦労がなくなると話していた松田社長ですがー。
松田乳業・松田邦正社長:
「ようやくきょう、この機械も無事つとめあげてくれて卒業を迎えた。非常に感慨深いものがありますね」

退職する倉科八寿子さん(69)
勤続25年の倉科八寿子さん。製造ラインの切り替えを機に退職することになりました。
退職する・倉科八寿子さん(69):
「さみしいっていう気持ちですよね。もう機械も限界で、きょうまでどうか持ってくれと。無事終わってやれやれ」

松田乳業・松田愛さん
準備を進めてきた、娘で社員の愛さんはー
松田乳業・松田愛さん:
「まつだくん流れてるの見てたらジーンときました。心を込めて掃除してくれるので、きょうのきょうまで動いてくれて、工場の方にも感謝です」

松田社長がお神酒の代わりに牛乳で機械を清める
そして、ついにー
退職する・倉科八寿子さん(69):
「終わりました」
松田邦正社長:
「おつかれさまでした!」
「最後に、お神酒の代わりに」
フル稼働してきた機械を牛乳で清めます。
機械に声かけ:
「長い間、おつかれさま。長い間、よく動いでくれたね」
瓶の製造ラインはこの日のうちに撤去されました。
■紙パック化スタート

紙パック牛乳の製造を確認する松田社長
3日後の7月29日―。
新たな機械が入り紙パック牛乳の製造が始まりました。

「まつだくん」の反対側には「モモちゃん」のイラスト
新たなパッケージはこちら。
「まつだくん」は大きくなり、太陽などの背景もプラスされました。反対側は、これまで登場機会が少なかったガールフレンド「モモちゃん」です。
松田邦正社長:
「『まつだくん』を思いっきり目立つように。お子さん受けするような、スーパーの棚に並んでたら、あれが欲しいって言ってもらえるようなパッケージを狙って」
85度の低温で時間をかけて殺菌していることや、まろやかな口当たりになっていることをパッケージでもPR。
エコに配慮して、ストローレスにし、直接飲める飲み口にしました。