「普及」の拠点としても活用

「アローベル」の大会
オープンに合わせてこの日は、多くの人に競技の魅力に触れてもらおうとアーチェリーに似た初心者向けの競技「アローベル」の大会が開かれました。
アーチェリーと同じように的を狙い、点数を計算して競い合います。
親子連れなど30組が参加―。

アローベルの参加者にアドバイスをする関さん
関さんもアドバイス―。
祖父母と参加した児童:
「こう引くやつが楽しかった」
祖父:
「引くことの、右の腕が、相当こつがあるみたい。友達と来たいと言ってたよね。私もまた来たい、もう少し成績が上がるように」

3世代で参加
「アローベル」は3歳から参加でき車いすや目が不自由な人も楽しめます。
3歳:
「たのしい」
3世代で参加:
「身近にこういう施設ができたので(子どもが)もしやりたいって言ったらやる機会も」
3歳:
「(選手になる?)なりたい」

アドバイスをする関さん
全盲の男性:
「面白かった。またやりたい」
母親:
「(息子は)スポーツする機会が少ないので、少し興味持ってくれたのではと感じ、楽しんでいるようなそぶりが見えて参加してよかった」
専属コーチとして指導も

完成したアーチェリー場の的をめがけ弓を引く出場者
関さんは今後、「専属コーチ」として施設に常駐する予定です。オリンピアンの指導が受けられるアーチェリー場は国内では初めてということです。
「信州中野アーチェリーセンター」専属コーチ関浪さん:
「アーチェリーは集中しないと10点入らない、精神的にもいい。10点に入る感覚が分かったときの快感がすごい、表現できないくらいうれしい」
「中野をアーチェリーの街に」

午後、開かれたこけら落としの大会
午後には、こけら落としの大会も開かれ初心者からオリンピアンまでおよそ100人が出場しました。

アーチェリー元五輪代表・関浪さん
国内でも数が少ない国際基準の施設ということで、既に「センター」は9月まで大会や記録会で予約が埋まっているということです。
中野をアーチェリーの街に…。
オリンピアン・関さんの挑戦が続きます。
元五輪代表・関浪さん:
「教えてほしいという人がいたら私のスキルとノウハウを全て教えて、世界で活躍したいという人をサポートしたい」