
塩尻市北小野の「しばた養鶏」(4月25日)
即、行動に移した柴田さん。
2021年に退社すると知人の紹介で使われなくなった水田を借り、退職金をはたいて鶏舎を建設。

ヒヨコから育てる(画像提供:柴田さん)
本やインターネットの情報を頼りに、ほぼ独学で、ひよこを育てます。
しばた養鶏・柴田勝さん:
「エサが不十分だとけんかが絶えなかったりとか、亡くなってしまう子がいたり、本当に悲しい思いもしながらも、それがやっぱり今となると糧になった」

左:一般的な卵 右:青い卵
飼育数やエサの質・量を調整しながら飼育して2年。ようやく納得できる卵が取れるようになりました。
しばた養鶏・柴田勝さん:
「これが産んでそんなにたっていない、青い卵。いい大きさなので、元気」
一般的な白い卵と比べると、一目瞭然。淡い青色をしています。

青い卵を産む「アローカナ」
「アローカナ」という品種の卵です。
しばた養鶏・柴田勝さん:
「幸せな青い卵っていうのを僕がつくって、それを皆さんに提供できたら、一番ハッピーかな」

赤と青の卵
残りのニワトリの品種は「もみじ」。
こちらは赤い殻の卵です。

黄身は淡いレモンイエロー、白身の弾力が特徴
中身はほぼ同じで、どちらも淡いレモンイエローの黄身に、弾力のある白身になっています。

TKGも好評
自慢の卵を試食させてもらいました。
(記者リポート)
「こちらの卵を卵かけご飯でいただきます。卵の香りが本当に濃すぎずに爽やか。卵白、白身の弾力がちゅるっと」
しばた養鶏・柴田勝さん:
「卵を苦手な人も、うちの卵は食べれらるという声もある」

タイガー食堂(辰野町)
卵の質を左右するのが「エサ」。柴田さんにはこだわりがあります。
出かけた先はー。
しばた養鶏・柴田勝さん:
「こんにちはー。また、エサもらいにきました」
昼の営業を終えた近くの食堂です。
しばた養鶏・柴田勝さん:
「こんな感じ。きょうもいっぱいです」
食べ残しや調理で出た「残さ」を譲ってもらいます。
タイガー食堂・田中良太さん:
「捨てるのしのびないなーっていうのもなくなって、『ありがたい』っていうと、単純にやっぱり『すごいな』って(笑)」