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人生を切り開いてくれた“青い卵”を乗せた「卵かけご飯」 48歳男性が脱サラして養鶏 地元の協力得て「エサ」にこだわり生産

塩尻市北小野の「しばた養鶏」(4月25日)

即、行動に移した柴田さん。

2021年に退社すると知人の紹介で使われなくなった水田を借り、退職金をはたいて鶏舎を建設。

ヒヨコから育てる(画像提供:柴田さん)

本やインターネットの情報を頼りに、ほぼ独学で、ひよこを育てます。

しばた養鶏・柴田勝さん:
「エサが不十分だとけんかが絶えなかったりとか、亡くなってしまう子がいたり、本当に悲しい思いもしながらも、それがやっぱり今となると糧になった」

左:一般的な卵 右:青い卵

飼育数やエサの質・量を調整しながら飼育して2年。ようやく納得できる卵が取れるようになりました。

しばた養鶏・柴田勝さん:
「これが産んでそんなにたっていない、青い卵。いい大きさなので、元気」

一般的な白い卵と比べると、一目瞭然。淡い青色をしています。

青い卵を産む「アローカナ」

「アローカナ」という品種の卵です。

しばた養鶏・柴田勝さん:
「幸せな青い卵っていうのを僕がつくって、それを皆さんに提供できたら、一番ハッピーかな」

赤と青の卵

残りのニワトリの品種は「もみじ」。

こちらは赤い殻の卵です。

黄身は淡いレモンイエロー、白身の弾力が特徴

中身はほぼ同じで、どちらも淡いレモンイエローの黄身に、弾力のある白身になっています。

TKGも好評

自慢の卵を試食させてもらいました。

(記者リポート)
「こちらの卵を卵かけご飯でいただきます。卵の香りが本当に濃すぎずに爽やか。卵白、白身の弾力がちゅるっと」

しばた養鶏・柴田勝さん:
「卵を苦手な人も、うちの卵は食べれらるという声もある」

タイガー食堂(辰野町)

卵の質を左右するのが「エサ」。柴田さんにはこだわりがあります。

出かけた先はー。

しばた養鶏・柴田勝さん:
「こんにちはー。また、エサもらいにきました」

昼の営業を終えた近くの食堂です。

しばた養鶏・柴田勝さん:
「こんな感じ。きょうもいっぱいです」

食べ残しや調理で出た「残さ」を譲ってもらいます。

タイガー食堂・田中良太さん:
「捨てるのしのびないなーっていうのもなくなって、『ありがたい』っていうと、単純にやっぱり『すごいな』って(笑)」

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長野放送ニュース

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