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これが本来の姿!?写真家と村民によるアートな「歌舞伎」写真集 現実とフィクション織り交ぜたユーモラスな世界観

「大鹿歌舞伎」の写真集を作るプロジェクトが進行中

特集は歌舞伎の村の「写真集」です。長野県大鹿村で、プロの写真家と村民が「大鹿歌舞伎」の写真集を作るというプロジェクトが進行中です。一風、変わった捉え方をしているということですが、果たして、どんな写真が撮れているのでしょうか?

大鹿歌舞伎の役者の写真

おどけた顔に、「ピンボケ」のピース写真。

弁当を食べるおちゃめな姿まで。

すべて「大鹿歌舞伎」の役者たちです。

写真展は「ろくべん館」にて3月30日まで

村で開催中の写真展。

「三百年乱反射、再演 奉ル」

大鹿歌舞伎の役者の写真

独特な色合いはフィルムカメラを使っているから。

それにしてもユニークな写真が多いようですがー。

写真家・秦雅則さん

写真家・秦雅則さん:
「ある意味、失敗した写真を選んでいるので、成功した、バシッと決まったチラシになるようなものを、なるべく省いています」

写真展を手掛けた秦雅則さん(40)。

写真は10人ほどの村民と撮影してきたものです。

大鹿歌舞伎

これらを「写真集」にして記録写真では得られない「何か」を伝えようとしています。

写真家・秦雅則さん:
「絶対ありえないような設定で撮影をしているので、そこからどんどんその方向に振っていければと」

大鹿歌舞伎秋公園(2023年10月15日)

2023年10月15日―。

江戸時代から続く大鹿歌舞伎。

2023年の秋公演は4年ぶりに人数制限なしで開催され、威勢の良い掛け声とともにたくさんの「おひねり」が飛びかいました。

秦さんと村民カメラマン

会場には撮影する秦さんたちの姿も。

写真家・秦雅則さん:
「カメラ目線もらってもいいですか」

この日の撮影は上演前から。

秦さんは主に指示役。シャッターを切るのは村民から選ばれたカメラマンです。

「カメラマン」になった住民男性:
「村全体で楽しくというのに引かれて参加させてもらったと」

伝統の大鹿歌舞伎

これは、県の外郭団体・県文化振興事業団が事務局となって、2022年、スタートした「信州アーツカウンシル」のプロジェクト。

会場から撮影する秦さん

地域の文化・芸術活動を支援するのが目的で、写真家の秦さんを招き2023年6月から、歌舞伎の写真集作りが進められています。

単純な記録ではなく村民を巻き込んだ「アート」にしようというのが特徴です。

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