YouTube X Instagram

味・歴史を比較!福井と長野の「ソースかつ丼」地域で愛され群馬や福島でも 北陸新幹線延伸企画

キャベツも山盛り

市内から:
「月に1度は来るね。キャベツも山盛りだし、これがいいね。肉も柔らかい」

長野市から:
「すごく肉厚でキャベツもシャキシャキしていてソースも相まってすごくおいしい」

ロース ソースかつ丼(1630円)

駒ヶ根で名物になったソースかつ丼。

明治亭の片田社長によると始まりは昭和初期で、都内の洋食店で提供された料理に着想を得たのではということです。

明治亭・片田秀昭社長

明治亭・片田秀昭社長:
「昭和の初期というふうには聞いているが誰がというとわからない。カツレツをひとつの料理としてキャベツと合わせて提供したのは東京の『煉瓦亭』が一番最初。そこから影響を受けたものが、駒ヶ根に来たらどんぶりの上に乗ってしまったと思う」

ソースかつ丼が名物の地域

1993年には地元の飲食店が「駒ヶ根ソースかつ丼会」を結成。PRにも力を入れてきました。新幹線延伸による交流人口の増加に期待が高まります。

明治亭・片田秀昭社長:
「あの辺の皆さんが長野県に来ることが便利になった、近くなったことは間違いないので、もう一歩足を延ばせば駒ヶ根もいけるぞということは、きっとあるかと思うので楽しみにしている」

ソースかつ丼は福井、長野の他に群馬県桐生市、福島県会津若松市でも名物になっています。発祥はさまざまですが、洋食の影響を受けたものと考えられ、今回の取材では福井のヨーロッパ軒が最も長い歴史がありました。

左:片田社長(明治亭)、右:赤坂社長(敦賀ヨーロッパ軒)

ところで、敦賀ヨーロッパ軒の赤坂社長も、明治亭の片田社長もやはり気になるようでそれぞれのソースかつ丼を食べたことがあるそうです。

敦賀ヨーロッパ軒・赤坂敬造社長:
「おいしかったですよ。こっちと違った味ですし、キャベツのっていて。ちょっとキャベツが食べづらいなと思って、自分的にはね」

明治亭・片田秀昭社長:
「当然、気になりますので私も何回か。ちょっと僕らの思ったソースかつ丼は違う。(ヨーロッパ軒は)和風なあっさり系でどちらかと言えばわれわれの方が洋風かな」

左:「明治亭」のソースかつ丼、右:「敦賀ヨーロッパ軒」のソースカツ丼

にじみ出る、それぞれのソースかつ丼に対する自信とプライド。

新幹線延伸を機に自慢のソースかつ丼を食べ比べてみてはいかがでしょうか。

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

あなたにおすすめ