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長野から能登へ 心も体も温まる「おやき」1600個 避難所で炊き出し 阪神・淡路、東日本大震災でも

「小川の庄」で炊き出し用のおやき作りをする従業員

こちらはおやきを製造・販売する「小川の庄」。

おやきの炊き出しに協力してきた店の一つです。

今回、能登のために準備したのは、かぼちゃや野沢菜のおやき1000個です。

かぼちゃや野沢菜のおやき1000個を用意

従業員:
「気の毒で何とも、こっちで行かれないし、おやきで元気出して少しでも栄養バランスのいいものを食べてもらえれば」

「テレビ見てても悲しい、もし自分がそうなったらと思う。あったかおやきで皆さんに力を出してもらいたいと思う」

炊き出し用の食料を搬出

1月21日、石川・穴水町―。

日曜の午前4時に小川村を出たトラックが午前10時過ぎ、穴水町に到着。

野菜を入れ、みそ汁を作る

積んできたのは、小川の庄など村内の3店舗のおやき合わせて1600個です。

おやきもみそ汁の野菜も村内5カ所に設置した募金箱で集めた義援金で購入したり、村内の農家から提供を受けたりしたもの。

水も小川村から持参しました。

小川の庄・権田公隆社長

小川の庄の権田公隆社長(53)。丸田さんの活動を支えてきた一人です。

小川の庄・権田公隆社長:
「1月1日から胸が落ち着かなかった。どうしても何かしたい、何か役に立ちたい。そういうところで今回、来させてもらった」

穴水町の被災状況を確認する丸田さんたち

丸田強さん:
「手つかずだね、まだこういうのを片付けるまではいかないんだ」

準備の合間を縫って丸田さんたちは周辺を見て回りました。被災地の様子を目に焼き付けるー。

大事なことだと丸田さんは思っています。

丸田勉さん:
「阪神淡路も行きましたし、東日本も行きましたけど、2カ所とは違った感じがすごくしてまして。(被害のある家が)見た目にはぽつぽつという感じだけど、ほとんどが住めない状況。これから被災された方々は家に戻れるかどうか、相当な時間はかかると思う」

炊き出しに並ぶ避難住民

夜7時―。

夕食の時間、炊き出しを待つ人が長い列をつくりました。

おやきとみそ汁を提供

丸田強さん:
「はいどうぞー、元気出してくださいね」

おやき3つとみそ汁が配られる―。

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