米農家が怒り「やられた」コシヒカリの玄米330キロ盗まれる「1つや2つならまだしも…あきらめるしかない」　県内で米の盗難被害相次ぐ

男性が米を保管していた倉庫

コメの高値が続く中、盗難被害が相次いでいます。長野県栄村では5月上旬、農家の倉庫から保管庫に入れてあった玄米330キロが盗まれました。

（記者リポート）
「シャッターを開けて倉庫に入ると、コメの貯蔵庫があります、ここに保管していたコメの袋が無くなったということです」

袋で一杯のはずの保管庫からコメが消えていました。

被害に遭ったのは栄村長瀬の87歳男性の住宅です。

5月10日、30キロ入りのコシヒカリの玄米14袋のうち11袋・330キロ分が盗まれていることに気付いたといいます。

被害に遭った男性：
「開けると同時、『やられた』と。一つや二つならまだしも。怒りはあるけどあきらめるしかない」

男性によりますと、倉庫に鍵はかけておらず、農作業で留守にしていた日中に何者かが侵入したと見ています。

県警によりますと、県内では2月以降に佐久市と下伊那郡でもコメの盗難被害の届け出があったということです。