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1歳で病気、4歳で全盲「ブラインドサッカーは自分の人生」代表最年少・平林選手(17)「パリでメダル」

ブラインドサッカー日本代表のエースストライカー・平林太一選手

ブラインドサッカー日本代表のエースストライカーは、松本市の高校2年生・平林太一選手。憧れの舞台・パラリンピックに向けて、新年の練習を始めました。目標はメダル獲得です。

ピッチを駆け抜ける平林選手(1月13日、東京・小平市)

得意のドリブルでピッチを駆け回る平林太一選手17歳。松本美須々ヶ丘高校の2年生で、ブラインドサッカーの日本代表です。

都内で行われた新年最初の強化合宿。日本は最新の世界ランキングで過去最高の3位。夏のパリパラリンピックではメダル獲得が期待されます。

ブラインドサッカー日本代表・平林太一選手(17):
「やっぱり一番はメダルを取ること。チームの目標にしているので、そこに貢献できるように頑張っていきたいと思います。ブラインドサッカーが人生の生きがい、自分が代表に入って、もっと上にいきたい」

太一さんがサッカーを始めて10年。憧れの舞台はすぐそこです。

1歳で目の病気を発症(画像提供:家族)

1歳で目の病気にかかり、4歳で全盲となった太一さん。

小学1年生のとき、音が出るボールを使うブラインドサッカーの教室に参加し、夢中になりました。

前向きで、仲間思いの太一さんに合っていたようです。

小学1年でブラインドサッカーの教室に参加(2016年取材)

平林太一さん(当時9歳):
「サッカーはみんなと協力できるから、みんなと仲良くなれたり、つながれる」

日課となった父との朝練(当時10歳)

日課となった父・道広さんとの「朝練」ではー。

平林太一さん(当時10歳):
「楽しいは楽しいけど、すぐゴール入っちゃうから。もうちょっと取ってほしい」

この頃に抱くようになった夢、それがー。

平林太一さん(当時):
「ブラインドサッカーの日本代表のエースになれたら」

松本山雅B.F.C.で活躍

太一さんは「松本山雅B・F・C」の中心選手として実力をつけ、全国大会にも出場。

世界選手権への壮行会(2023年7月)

2022年、高校1年生で日本代表に初めて選ばれました。

パリパラリンピックの出場枠をかけた2023年の世界選手権では4得点。太一さんの活躍もあり、日本は初めて自力でのパラリンピック出場権を獲得。

「日本代表のエースになる」という夢も実現させたのです。

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長野放送ニュース

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