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【特集】若い女性の「東京圏」流出 新成人の本音は? 人口減の一因 県の人口200万人割れへ

長野県「女性1人:男性1.27人」 福岡県は「女性1人:男性1.01人」

未婚の男女比

こうした傾向もあって、未婚の男女比に不均衡が生じていて、20~34歳では、女性1人に対し男性は「1.27人」。差は全国で13番目に大きくなっています。30~34歳では女性1人に対し、男性は「1.52人」とさらに不均衡に(2020年のデータ 内閣府『地域の経済2023』より)。

不均衡が小さいのは福岡県で女性1人に対し「男性1.01人」。同様に大阪府「男性1.02人」、奈良県「男性1.03人」。大きいのは福島県「男性1.35人」、茨城県「男性1.33人」、富山県「男性1.32人」となっています。

阿部守一知事:
「われわれも、いろんな形で結婚支援、出会いの場づくりを行ってきていますけれど、男女の数が大きく異なっているというのは、こうした政策を進めていく上での課題でもあると思っています」

新成人の女性たちは…

新成人の本音は…(7日・長野市)

婚姻数の減少、ひいては人口減少の一因ともなっている若い女性の東京圏流出。新成人は、どう考えているのでしょうか。

都内の大学に進学:
「現時点では、首都圏で就職したいなと。就きたい仕事とか、企業とかも首都圏の方がたくさんありますし、交通の便とかもいろいろ発達しているので」

埼玉の短大に進学::
「やっぱり向こうの方が便利なので。買い物の面とか、電車とかも本数が多かったり」

横浜の大学に進学:
「まだそんなに決めてはいないんですけど、向こうのほうがいろいろあるのかなと。よりいろいろ、遊べるところとかもちょっと多いかな」

千葉の大学に進学(首都圏で就職希望):
「(長野に戻ってこない理由としてはどんなところ?)田舎(笑)。旅行が好きなので、空港とか電車とか、ひょいひょい行けるのが(便利)」

都内で既に就職:
「(長野県内での就職は…)考えてなかったです。東京に慣れちゃった」

9地区合同の成人式(7日・長野市)

県内に進学した人も…。

県内の看護学校に進学:
「(長野にそのまま残る?)まだちょっと迷ってます。やっぱ都会に憧れるところはありますね。遊ぶ場所がいっぱいあって。(長野だと?)ちょっとないかな(笑)」

男性にも聞いてみた…

茨城の大学に進学:
「まだあんまり考えてないですけど、(長野に)戻ってくる可能性も全然ある。(Q.県内の女性が転出して少なくなっている…)女性が社会進出しやすくなるという面では、いいと思うんですけど、未婚(男女の割合)とかを考えると、外に出た人たちが戻ってくる体制づくりがあればいいのでは」

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長野放送ニュース

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