■持続可能な部活に
10月23日―。
3校のひとつ、信明中学校。
平日は各校で練習です。
信明中の1年生:
「WBCで日本が優勝してからやってみたくなって」
「WBCを見て、かっこいいなと思って」
WBCで日本代表が活躍した影響で、今年度は男女10人が入部。
しかし、ほとんどが初心者で、2年生はゼロです。
信明中 軟式野球部顧問・大塚佑生教諭:
「俺は1年後を想像しながらやってるから。1年後頑張ろうな」
顧問は野球経験者の大塚佑生教諭(40)。
信明中 軟式野球部顧問・大塚佑生教諭:
「しっかりぐーっと曲がってから投げる。そうそうそう」
女子部員:
「おー」
信明中の野球部は2022年度まで9人以下が続き、試合では合同チームを組んでいました。
その年の人数によって組む相手校は変わり、最大5校で組んだこともありました。
同じ「合同チーム」に固定することは「持続可能な部活」に必要な策だと大塚教諭は感じています。
信明中 軟式野球部顧問・大塚佑生教諭:
「野球をやりたい子をちゃんと野球をやらせてあげたい。これから始めたい子にも気軽に始められる環境を整えたい。初年度なので、戸惑いはあるんですけど、野球をしたい子たちがこの地域だとここでできるとわかってもらうには、この活動が軌道に乗ることがいいことなのかなって思います」
皆1年生ということで見本になる「先輩」はいませんが―。
信明中の1年生:
「合同のときは先輩のプレーを見て学ぶっていう感じですね」
「週末はみんな他校の人たちと触れ合えて一緒に野球ができるので、そういう環境でできることをチームみんなでうれしく思ってて」
■これまで単独チームだった中学校も
11月3日、菅野中―。
3校が合同で行う休日の練習。
普段は別々ですが、部員たちはすでに打ち解けています。
人数が増え、試合形式の練習もできるようになりました。