
2022年、全国大会団体戦優勝(画像提供:日本そば文化学院)
2人で切磋琢磨してきた結果、大口さんは2022年、上級生と出場した全国大会の団体戦で優勝。

今年、2人は好成績
3年生になった今年は個人戦で準優勝。
大口さんと小林さんが出場した団体戦は3位と好成績を残しました。

10月の審査会 (画像提供:信州そば道場)
さらに2人は、「段位」の取得にも挑戦。10月の審査会で見事「三段位」に。
県内の高校生では初めてという快挙です。

大口さん(左)と小林さん(右)
大口空紺さん(3年):
「周りの人から『うまかったね』と言われたので、自分でもうまくできたんだなと」
小林羽菜さん(3年):
「1人じゃなくて、一緒に頑張ってきた空紺と一緒に取れて、だからこそうれしかった」

そば班 顧問・盛田奈緒子先生
「三段位」に顧問はー。
そば班 顧問・盛田奈緒子先生:
「休み返上で頑張って挑戦したので、実力通りですけど、とれてうれしい。(先生はまだ二段)そうなんです。彼女たちに追いつきたいと思います」

「農林市」(10月28日 木島平村)
迎えた「農林市」当日。
2人は「三段位」の腕前を披露。地元産のそば粉で「二八そば」を打ちました。

小林さん(手前)と大口さん(奥)
そば打ちを見た人はー。
訪れた人:
「のばすところが上手ですね」
「木島平はそばが有名なので、伝統を引き継いでやってくれればうれしい」

大口さんと小林さんが打った二八そば
2人が打ったそばはさっそく店で提供され用意した30食に次々と注文が入りました。
中野市から(夫婦):
「高校生が打つと聞いて、ぜひ食べてみたいと」
「プロが打ったのと変わらないというか、よくできている」

農林セット1200円
村内から:
「農林高校の子どもたちがいろんな賞をいただいたとか(聞いて)、食べてあげたいなと」

そば班を支えてきた小林さん(左)大口さん
そば班を支えてきた2人。
実は同じ食品会社に就職する予定です。
2024年春から社会人ですが、2人とも高校や地域のためにこれからもそば打ちは続けたいと話しています。

小林さん(手前)と大口さん(奥)
下高井農林「そば班」・小林羽菜さん(3年):
「後輩たちもいるので、農林高校に来てそば打ちを教えたりとか、(地域の)おそば屋さんとかでそばが打てたらいいなと思います」
下高井農林「そば班」・大口空紺さん(3年):
「(地元ではそば班が)毎年そば祭りを開催しているので、自分の打ったそばを多くの人に食べてもらいたい」

