
須沢広人さん(当時のインタビュー)
須沢広人さん(当時):
「親孝行もちゃんとできていなかったので、後悔の気持ちがあふれて、すごく悔しい気持ちはありました。母親が焼き場やっていたので、思いを受け継ぐことが親孝行かなと思います」
■「集大成」特別な1日

高校生レストランで提供するメイン料理
「レストラン」は3年生にとっては集大成の場。特別な1日が迫っていました。
メイン料理班・須沢広人さん(3年):
「ソースの一滴まで味わってもらいたい。ちょっと緊張してます(笑)」
メイン料理班 班長・押野美優さん(3年):
「不安な気持ちもいっぱいなんですけど、みんなの頑張りを全面的に出せたらなと思います」

客を迎える生徒たち
迎えた当日。
「いらっやいませ~」
事前に予約した客が続々と来店。

ローストした千代幻豚
厨房も忙しくなってきました。
押野さんたちが腕を振るった千代幻豚の料理はー。
来店客:
「(脂が)すごく甘くて味わい深いというか、おいしくいただけて、堪能しました」

厨房とホールのコミュニケーションが重要
「メイン4皿必要?」
「7皿!」
客の食べるペースに合わせて提供するコース料理。厨房とホールのコミュニケーションが重要です。
メイン料理班 班長・押野美優さん(3年):
「こちらは糸萱カボチャのポタージュになります」
班長の押野さんも大忙しです。

母親に接客する押野さん
押野さんは家族を招いていました。
押野さんの母:
「おいしかった。細かいところまで手がこんでいて、とてもおいしかったです」
メイン料理班 班長・押野美優さん(3年):
「頑張ってきたかいがあったなと思います」

須沢さんも接客
須沢さんも接客―。
須沢広人さん(3年):
「白パンは少し残していただいて、後に出てくるメインの料理のソースにつけてもおいしいので、ぜひお楽しみください」
■母がこの場にいれば

須沢さんと兄の洸一郎さん
家族の席では兄・洸一郎さんが料理を味わっていました。
須沢さんの兄・洸一郎さん:
「とてもやさしい味がして、料理人のやさしさを感じます(笑)」
洸一郎さんも料理人を目指している。
須沢さんの兄・洸一郎さん:
「おいしい」
須沢広人さん(3年):
「(ソースは)タマネギをじっくり白ワインで煮込んで、砂糖はほぼ入ってない」
須沢さんの兄・洸一郎さん:
「調味料に頼らない強さだね」