■国産ポルチーニに期待
長野市のイタリア料理店「シロッコ」
大量生産の期待が高まります。
現在、国内に入ってきているのは冷凍ポルチーニか乾燥ポルチーニです。冒頭で紹介した長野市のイタリア料理店「シロッコ」は、両方を使って新作ピザを作っています。
ポルチーニソースを塗る
まず乾燥ポルチーニを水で戻し、ミキサーにかけたものを、ソースとして生地に塗ります。
冷凍ポルチーニを乗せる
その上にはベーコンやモッツアレラチーズに続き、ニンジンやタマネギなどのソフリットと煮込んだ冷凍ポルチーニを乗せます。
ポルチーニ茸とベーコンの秋pizza 1400円
さらにチーズをかけ、窯で焼きあげれば完成です。
（記者リポート）
「うま味がギュッと詰まったポルチーニのコリコリとした食感と、かむたびポルチーニの香ばしい香りも漂ってきます」
シロッコ・林俊帆店長：
輸入ポルチーニでも十分、おいしいのですが、店は人工栽培の国産ポルチーニにも期待しています。
シロッコ・林俊帆店長：
「ぜひちょっと使ってみたいなと思います。地元で作ってフレッシュな状態で入るポルチー二、すごい楽しみというか、興味しかないですね」
研究所で栽培されたポルチーニ
大内謙二さん：
「ポルチー二は見ても見つけた時もゾクゾクするし、キノコが大きく育ってくるとうれしいですよね」
■「世界征服できれば」
ホクト きのこ総合研究所・大内謙二 開発研究部長
25年にわたる研究で栽培までこぎつけた大内さん。
残る課題は生産コストです。それがクリアできれば人工栽培のポルチーニが販売され、家庭で味わうこともできると言います。
ホクト きのこ総合研究所・大内謙二 開発研究部長：
「最終的には、販売して、世の中に広めていければと思ってます。今は栽培できたというレベルなので、これからは、そのハードルに向かって、やっていく。世界中の人が好きなキノコなので、世界征服できればと思ってます」
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