
川野さんの家庭菜園
川野さんは12年ほど前から、パートの仕事を辞めて親から受け継いだ10アールほど家庭菜園で野菜を育ててきました。
これまでは直売所へ卸したり、家で食べたりしていましたが新たにレストランへの出荷が始まりました。
農家・川野房子さん:
「とても励みになります。力になりますし自分が一生懸命作ったものを、村内外の方が来て食べてくれるのはとてもうれしいこと」
■地元農家の励みに

道の駅「南信州とよおかマルシェ」
午前9時「道の駅」へ―。
この日、川野さんは金時草の他、ナスとオクラも出荷しました。

農家・川野房子さんとレストランのスタッフ
レストランのスタッフ:
「ナスがまだ欲しいけど、まだあります?」
農家・川野房子さん:
「ナス、固くなってきてる。まだあるだけど使ってもらえます?」
「うれしいです。助かります」

川野さんが出荷した金時草とナスやオクラ
農家・川野房子さん:
「地元の農家の励みになるようなレストランであって、なおかつ地元のシンボル的な施設になってほしい」

ジャガイモを出荷した農家
他の農家もー
村内の農家:
「おはようございます。ジャガイモ持ってきました」
レストランのスタッフ:
「何キロある?」
村内の農家:
「10キロ10キロで、20キロ」

農家が出荷したジャガイモ
村内の農家:
「地産地消ができるのはいいですよね。いろんな野菜が出せるのが結構、作りがいになってくると思う」

主に村内の農家の野菜を使用
契約農家は川野さんのような家庭菜園レベルの農家も含め現在、60軒以上に上っています。
豊丘村観光協会・長谷川雅 事務局長:
「地元の農家から直接仕入れていることで、超新鮮で超安全安心の野菜を仕入れることができるのが一番のコンセプトになる」
■新たな「観光拠点」に

レストランを運営するのは村の観光協会
レストランを運営するのは村の観光協会。新鮮さだけでなく農家の販路拡大や遊休農地対策といった「農業振興」も目的として重視しています。
豊丘村観光協会・長谷川雅 事務局長:
「農業がなくなってしまう現状だったり(農家の)高齢化が進んでいる現状、これをなんとかしていかないと田舎自体の価値がだいぶ危ういのでは。そこを何とか助けることができないかなと」