
白菜を縦に4等分
今週から始まった「秋作」のキムチづくり。
まず、白菜を縦に4等分します。
松本携子さん:
「途中まで包丁を入れてから、葉っぱが切れないように、そ~っと」

一晩、塩漬け
これを一晩、塩漬けにします。
松本携子さん:
「減塩に心掛けているんだけど、漬物としての塩分も大事にしたいということで、塩加減が一番、神経使うとこですかね」

刻んだタマネギやニンジン、ニラなどの野菜に、韓国産の唐辛子を加えて混ぜる
味の決め手となるのは「ヤンニョム」と呼ばれる調味料です。
刻んだタマネギやニンジン、ニラなどの野菜に、韓国産の唐辛子を加えて混ぜます。

リンゴやニンニクなどをミキサーにかけたものを投入
そこに、リンゴやニンニクなどをミキサーにかけたものを投入。

唐辛子や魚醤(ぎょしょう)、水あめなどを加え、よく混ぜる
さらに、唐辛子や魚醤(ぎょしょう)、水あめなどを加え、よく混ぜればヤンニョムの出来上がりです。

完成したヤンニョム
これを塩漬けにした白菜の葉、一枚一枚に塗っていきます。

塩漬けにした白菜の葉、一枚一枚にヤンニョムを塗っていく
松本携子さん:
「なるべく均等にいくようにっていうことと、一定の量にしようって心掛けております」

冷蔵庫で1週間ほど熟成
冷蔵庫で1週間ほど熟成させれば「松ちゃん工房の元キムチ」の完成です。
■ほどよい酸味

販売前のキムチを特別に試食
販売前のキムチを特別に試食させてもらいました。
(記者リポート)
「唐辛子の辛さはもちろんあるんですが、西条白菜の甘さと相まったまろやかさも感じます。ほどよい酸味もあってとてもおいしいです」

完成したキムチ
松本携子さん:
「韓国の方は酸味が効いたのがおいしくなる始まりだって言っているので、キムチの(味の変化の)幅を楽しんでもらった方がいいかなと思います」
塩加減が難しくそろえる食材も多い本場のキムチづくり。最初はうまくいかず何回か作るうちに納得できる味になり、知り合いに配るようになったといいます。
■ふるさと納税の返礼品にも採用

キムチ作り
意を決して販売を始めたのは大病を患った経験が影響したと言います。
松本携子さん:
「13年くらい前に職場で倒れて、命があって良かったねっていう感じの病気。キムチのこと、やろうかやるまいか迷ったときに、やれるときにやった方がいいんじゃないかと」