そして・・・
見終わった瞬間に
もう一度劇場で見ると決めた映画は初めてだ。
スクリーンに映し出される役者たちの
台詞 仕草 表情
そのどれもが日常を切り取ったように自然なのに、
そのどれもが計算し尽くされたもののようにも見える。
現実とも虚構ともとれる映像が美しい。
"親子とは何か" "家族とは何か"
大事なのは"血"か過ごした"時間"か。
様々なシーンを積み重ねながら根源的な問いを投げ掛けてくる。
ある事情を抱えた子供が
主人公を睨み付ける場面が妙に印象に残った。
血の繋がりがあろうとなかろうと、
子を持つと人は親になっていく。
僕もまた「そして」の時間を生きている。