僅差こそ大差
最近、テレビや新聞で「平成最後の」というワードをよく見聞きするようになりました。
終わりが近い物事に日本人は心打たれやすいですよね。
さて、2018年もあと2か月で「終わり」です。悔いが残らないよう毎日を送りたいものです。
産経新聞のアナウンサーコラムが掲載されました。どうぞご一読ください。
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「僅差こそ大差」
秋。昼夜の気温の乱高下で危うく風邪をひきかけた最近、長野市内の病院の医師からある雑学を教えてもらいました。
「人間の体の『原価』は大人の平均体重で1万円ほど」とのこと。
聞いた時は大変驚きましたが、カルシウムやマグネシウムなど「物質の成分」で考えた場合、案外そんなものかと納得できます。
自分の体と似た成分構成の人はきっと大勢いるだろうし、地球上にそっくりな姿の人間が何人か存在すると聞いたこともあります。
仮に自分と同じ「原価」の人でも、体の扱いがうまければアスリートに、脳の扱いがうまければ学者にでもなるんだろうなと考えると、
世の中は平等であると同時に不平等だとも感じてしまいます。
万が一、自分と全く同じ外見や思考をもった人と奇跡的に出会うことがあったら・・・。
その時は一緒にお酒でも飲み交わしたいですが、食の好みが重なっておかずの取り合いになるかもしれないので、
あまり好ましくないのかもしれませんね。