オハツキイチョウ
11月になり、信州の秋は深まってきましたね。
里も、いつの間にか秋化粧の季節になりました。
晴れた穏やかな日。日に当たり一層輝く紅葉を木陰からぼーっと眺める、贅沢な時間です。
きのうは、大町市にある「霊松寺」に取材にいきました。
イチョウの黄色と、ドウダンツツジやモミジの赤のコントラストが素晴らしかったです!
なんと、100枚に3枚の割合で、葉に実がくっついているのです!!
初めて見ましたが、本当に不思議。
子宝のお守りとして大切に持ち帰る方が多いそうですよ。
この日は運よく、一枚の葉に2つの実がくっついている「オハツキイチョウ」が!!
これ、すごすぎる!!
一説によると、イチョウは恐竜の時代からある「化石」的な植物で、
この葉に身がついた形が原型なのだとか。
この木の下には湧水が流れているため、原型に戻ったのではという話があるそうですが、
詳しいことはわからないそう。ロマンがありますね!
さて、寒くなると「人肌恋しくなる季節」ですが、ある決断をしました。
産経新聞のVOICEのコーナーに掲載いただいた記事です。▼
【長野放送・アナウンサーコラム】大谷香奈絵 「断乳・・・やるせない親心」
「断乳」
ついに、この日が近づいてきました。
赤ちゃんは当たり前のように生まれてすぐに、おっぱいを飲むものだと思っていました。しかし、生まれたての子は、おっぱいを飲むのが下手で、飲むのにこれほどの訓練がいるとは、思いもしませんでした。
母親だって、こんなにも吸われるのが痛く、体がふらつき、憂鬱になるなんて。「あれ、至福の時間のはずでは?」と、数時間、涙を流し続けながらあげたりもしました。
保育園で遅くまで頑張ってくれているご褒美にと、なかなか断乳に踏み切れずにいた私。心を鬼にし、毎日一緒にカレンダーを指さしながら、「この日でおっぱいバイバイ」と言い聞かせてはいるものの。実は一番複雑な思いを抱えているのは私なのかもしれません。まさに「獅子の子落とし」的なやるせない親心を味わっています。
おっぱいを語ればきりがないくらいさまざまな思いがあります。でも、めでたく卒業できたら、3年ぶりに大好きな日本酒で乾杯しようかな。