
車いすリレー 川中島中学校の文化祭(長野市)
長野市の中学校の文化祭で車いすをバトンの代わりにつなぐ「車いすリレー」が行われました。車いすの生徒も一緒に、全員で文化祭を楽しみたい。生徒たちの願いが実現しました。
力を込めて車いすをこぐ生徒たち。長野市の川中島中学校の文化祭で行われた「車いすリレー」です。
行うのは初めてで、きっかけは「全員参加」への思いでした。
川中島中学校・小笠原重光校長:
「(去年)子どもたちの中に身体的な理由で参加できない子がいた、今年は個性を大事にする文化祭にしたいという子どもたちの願いの中で、全員が参加できるようにということで『車いすリレー』を取り入れました」
学校では、車いすで生活を送る生徒が数人いて、3年生の山木大地さんもそのひとり。脳性まひのため車いすを使っています。
2025年の文化祭では全校種目の「縄跳び」に参加できませんでした。「綱引き」にも参加できませんでした。
山木大地さん:
「(去年は)悲しかったけど、応援できてよかった」
文化祭は全員で楽しみたいー
県が推進している誰もが参加できる「インクルーシブ運動会」の中に、「車いすリレー」があることを教員が知り、子どもたちに提案。
生徒たちも賛同して、文化祭の種目に決まりました。
3年生:
「(文化祭の)スローガンとして『みんな違ってみんないい』があって、一人一人の個性を出していこうって」
山木大地さん:
「すごくうれしい、みんな考えてくれて。気持ちが楽しくなりました」
迎えた本番ー
3年生:
「山木くんも一緒に走れるので、勝ちたいと思います」
山木大地さん:
「うれしいですね、平等で、みんな車いすでも全力で頑張りたいと思います」
3年生のレース。
ルールは、車いすで15メートルの直線を走り、次の走者に車いすを引き継ぎます。クラス対抗で、15分間の合計の走行人数を競います。
山木さんも奮闘!
3年生:
「車いすの操作はやっぱり難しかったけど、車いすリレーを通して、全員がより一致団結して、ひとまとまりになったので、とても良かった」
「みんなでできたという点で、これからもできない子がいるときとか、みんなができることを考えていきたい」
山木大地さん:
「(仲間の応援が)すごく優しく、温かく感じました。すごく達成感があってみんなうれしかったです、僕もうれしかった」
この日は3年生だけでなく、全校生徒約700人が参加して行われ、仲間との絆を深めました。

