
「Cafe&Kitchen NicoRi」のナポリタン 880円
地域で愛されていたナポリタンの復活です。惜しまれつつ2年前に閉店した長野県須坂市の喫茶店。その看板メニューのナポリタンを、常連客だった女性が復活させました。
■2年ぶりに復活「懐かしい味」

「Cafe&Kitchen NicoRi」(8月8日、長野県須坂市)
8月8日、須坂市にオープンしたカフェ「Cafe&Kitchen NicoRi」。
スタッフ:
「お待たせいたしました。ナポリタンの大盛りです」
濃厚なケチャップを絡めた昔ながらのナポリタン。訪れた人たちの多くが、このナポリタンを注文していました。
客:
「昔の『懐かしい味』がして、とってもおいしい」
「『懐かしい味』が復活してうれしい」
口をそろえて言う「懐かしい味」。実はこのナポリタン、「2年ぶりに復活したナポリタン」です。
■半世紀愛された名店の看板メニュー

「ニュースコー」のナポリタン(2024年撮影)
このナポリタンが提供されていたのは、「須坂ショッピングセンターパルム」内にあった喫茶店「ニュースコー」です。
1969年にオープンし、山岸公子さんが初代店主から受け継ぎ、30年以上にわたって守ってきた店です。
そこの看板メニューが「ナポリタン」でした。極太麺に濃厚なケチャップを絡めた味が常連客に愛されていました。
常連客:
「これだね、うまい、おいしい」
■「涙出ちゃう」常連に惜しまれ閉店

ニュースコー店主・山岸公子さん(2024年9月)
しかし消防設備の改修費が多額になることなどから、2024年9月にパルムが閉鎖されることになり、山岸さんも悩んだ挙句、ニュースコーを閉じることにしました。
涙ぐむ常連客も―。
常連客:
「ショックでしたね、今度はどこへ行ったらいいかと思って。こういう仲間づくりができるかどうか」
ニュースコー店主・山岸公子さん(当時):
「ちょうどいいんじゃないかと思っている。涙出ちゃうじゃん、本当にね、寂しいです。頑張ってきて、よかった。惜しまれてやめるのがいい」
惜しまれつつ2024年9月に閉店しました。
■常連客「ナポリタン復活」を直談判

右から米山さん、山岸さん、凛さん
閉店から約2年。ナポリタンの復活に立ち上がったのが米山さよりさん(57歳)とその仲間です。
米山さんは家族でニュースコーに通っていた常連客の一人でした。
Cafe&Kitchen NicoRi・米山さよりさん:
「今回、ママ(山岸さん)のナポリタンができなくなってしまったということを知っていて、でも皆さんが復活を望まれていて、この子(娘)のためにやりたいなと動いている中で、ママにアプローチをして(ナポリタンの)復活に至った」
生まれつき障がいのある娘の凛さん(18歳)が、関われる店を開きたい―。
そう考えていた米山さんは、知人のつてを頼りに山岸さんを探し出し、ナポリタンを復活させたいと直談判。山岸さんもその熱意に押され、承諾しました。

