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長野県の“南信州”が全国生産量トップ「半生菓子」 もなか、マシュマロ…水分量10~30%で「日持ち」が特徴 藩主が和菓子好き、栗しぐれの製造公開、ミックスの誕生 70社が15社に「後継者を」

■日持ちし低価格「栗しぐれ」ヒット

「栗しぐれ」

半生菓子が南信州に、そして全国に広がった理由はヒット商品の誕生です。

飯田市の洋菓子店「パティスリーポルカ」。

このポルカの前身・福澤製菓の初代・福澤房男さんが1957年に開発した「栗しぐれ」が大ヒット。

当時人気だった和菓子の「栗まん十」を参考に、日持ちがして低価格な商品として、白あんに栗を練りこんだ「栗しぐれ」を生み出しました。

ポルカ 2代目・福澤芳一さん:
「半生菓子というのは値段的にかなりおさえて、一般大衆の誰でもが気楽に買って食べられる。(房男さんは)『栗まん十』と同じような味のもので、もっと安く皆さんに提供できるようなお菓子はできないかと考えたのではないか」

■「製造方法の公開」が発展の礎

2代目・福澤芳一さん

「栗しぐれ」の人気により製造が追いつかなくなり、福澤さんは地域の同業者に製造方法を公開。

地域をあげて「栗しぐれ」を作ったことが、南信州の半生菓子産業発展の礎になったと伝えられています。

ポルカ 2代目・福澤芳一さん:
「しょっちゅう、うちへ同業者の社長が集まっていろいろ話をしている。どうもそれは『栗しぐれ』のことをやっていた。(南信州の半生菓子が)これだけ有名になっているというのは自慢にもできるし、うれしい」

■祖父の味を洋菓子に受け継ぐ3代目

「結びサンド」

店は2代目の芳一さんの代から、洋菓子店に。

現在は3代目の裕介さんが店を継ぎ、「栗しぐれ」の原料の白あんを使った「結びサンド」を開発。

白あん入りのバタークリームには、地元の日本酒に漬けたレーズンを混ぜ込んでいます。

祖父が考案した半生菓子の味を、今の洋菓子作りにも生かしています。

ポルカ 3代目・福澤裕介さん:
「何か祖父が考案したものを別の形で残せないかなという思いから、『結びサンド』を考案した。半生菓子を生かした商品作りというのは、これからもしていかないといけないなと思っているし、そうする責任というかは感じています」

(記者リポート)
「クッキーがサクサクしていて、とても香ばしいです。やさしい甘さのクリームにレーズンの風味が良いアクセントになっています」

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