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傘さし運転“青切符”で需要増「バッグごと着られるカッパ」 梅雨時の“味方”創業111年の「防水布」専門店 「傘」に「防水の通学かばん」、紫外線対策「子供用の晴雨兼用傘」など豊富な品ぞろえ

■創業111年 転機は通学かばん

3代目・中原啓さん

中原防水布店は大正4(1915)年に中原さんの曽祖父が創業。荷台を覆う「幌(ほろ)」など、防水に関わる商品を製造、販売してきました。

上高地に出かける前に、雨具やザックをそろえる客も多かったそうです。そして、昭和30年代後半に転機が訪れます。

中原防水布店 3代目・中原啓さん:
「記憶にあるのは親父の代(2代目)になってから、開成中学校の先生が、ちょっと山というか坂があるもんで、いいかばんを考えてくれないかってことで」

■「3代使える」丈夫な通学かばん

開成中学校のカバン

松本市の開成中学校は、昭和36(1961)年、開校。周囲から標高が50mほど高い丘の上に位置し、斜め掛けかばんでは生徒の体に負担になると、店に相談があったそうです。そこで作ったのがリュック型の通学かばんです。

3代目・中原啓さん:
「けっこう丈夫なもので、中には3代使った人もいます」

かばんは家族や職人総出で縫製。開成中を皮切りに、市内ほとんどの学校からリュック型かばんの注文が来るようになり、店は大忙しでした。

3代目・中原啓さん:
「たまたま修学旅行に来た学校の先生がみえて、連絡があって、県外も作るようになって。(忙しくて)1年終わっちゃう、ってあっという間だったですけどね」

少子化や、学用品の自由化で注文は減りましたが、今も秋ごろから新年度まで、気の抜けない日々が続くそうです。

4代目・中原孝さん:
「納期に追われてるときはもう、なんとも言えない、本当に胃が痛くなるような思い」

■丈夫で軽い「3年間壊れない」

特注の防水生地で作った丈夫で軽い通学カバン

通学かばんももちろん「防水」。厚手で強度のある布に防水性を高める合成ゴムのコーティングを施した特注の生地を使い、丈夫さと軽さも重視します。

4代目・中原孝さん:
「(肩ひもが)抜けてこないようにカシメで打ち付けてあったり、裂けないように補強してあったり。あまり補強しても重くなるのでその兼ね合いもあります。3年間はとにかく壊れない。安全面を考慮して、っていうところですね」

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