
「橋がかり」
長野県千曲市で4月29日、3年に一度の祭り「雨宮の御神事」が行われました。獅子頭を持った氏子が橋から逆さづりにされて踊る「橋がかり」も、コロナ禍を経て9年ぶりに行われ、大いににぎわいました。
天狗の面をつけて堂々と歩く御行司に、笛や太鼓の音に合わせて舞う獅子。
4月29日、千曲市雨宮地区で行われた「雨宮の御神事」です。
クライマックスは―。
獅子頭を持った氏子が逆さづりになって踊る「橋がかり」です。
3年に1度の祭りですが、この「橋がかり」が行われたのは9年ぶりです。
観客:
「おじさんが出ていてすごく緊張しましたけど、よかったです。9年ぶりに見られてうれしかったです」
「雨宮の御神事」は五穀豊穣や厄払いを願う雨宮坐日吉神社の祭事で、500年以上の歴史があると言われています。
市内で唯一となる国の重要無形民俗文化財ですが、前々回の2020年は新型コロナの流行で中止に。
前回2023年も規模を縮小しての実施でした。
迎えた祭り当日。
9年ぶりの通常開催で、氏子たちも待ちわびていました。
参加歴32年:
「9年ぶりだね、フルでやるのは。久しぶりにやるので忘れていること、間違っていることもあって、思い出しながら踊っている」
2度目の参加:
「フルで参加というのは初めてで、やっていくうちにこつが分かってくるので、楽しみがどんどん出てくる。面白かったです」
祭りでは、みこしを引きながら地区内を練り歩き、数箇所で獅子舞を奉納します。
住民:
「縮小版は一度見たことあったんですけど、みこしは今年初めて見に来ました。すごいですね、迫力があって見ていて楽しいです」
午後5時過ぎになるとー。
突然、一行が走り出しました。
これは「早駆け」と呼ばれ、悪霊に取り付かれないよう神社の大鳥居の内側に駆け込みます。
「化粧落としやります」
続いて行われたのは「化粧落とし」。
獅子のたて髪を参加者や見物客が勢いよくもぎ取ります。
このたて髪を家に持ち帰り、供えると、「ご利益」があると言われています。
拾った人:
「みんなが健康でありますようにと(願って)」

