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「この犬、皮膚病…ひどい」「人間の価値観で仕事をさせられ…」行き場を失った『繁殖犬』 ブリーダーが繁殖のために飼育、出産を繰り返し引退 「命を救いたい」「愛され幸せな余生を」ボランティアの思い

■法改正で増える引退犬の保護

松本ドッグレスキュー・池田良子さん

尊い命を救いたいと保護活動を始めて30年以上の池田さん。以前は保健所や個人で飼えなくなった犬が大半でしたが、ここ数年、ブリーダーからの保護が増えてきていると感じています。

要因の一つは、2021年の動物愛護法の改正です。

ブリーダーの繁殖制限が厳格化し、犬の出産回数は「6回」、年齢は「6歳まで」に制限されました。

動物の健康や安全のためで、池田さんも改正を歓迎する一方、引退犬の扱いが課題であると考えています。

■引退犬も大切な家族

個人でブリーダー業を営む小野キミ子さん

松本市で、個人でブリーダー業を営む小野キミ子さん。

1月にチワワの赤ちゃんが生まれました。

ワンダーハウス・小野キミ子さん:
「元気に育ってくれて、うれしいですね」

35年ほど前から、個人や信頼できるペット販売業者のみに子犬を販売しています。

ワンダーハウス・小野キミ子さん:
「見てて、本当に癒やされますしね。いつもありがとう、っていう気持ちで接してます」

家にいるのは子犬や繁殖犬だけではありません。

ワンダーハウス・小野キミ子さん:
「ゴールデンレトリバーの『蘭蘭』です」

蘭蘭は9歳のメス。これまで3回の出産を経験しました。

ワンダーハウス・小野キミ子さん:
「それはかわいかった。たくさん生まれるから」

繁殖は引退しましたが、蘭蘭は今も大切な存在。最後まで世話をすると決めています。

■最後まで看取るブリーダーも

小野さんが世話する犬たち

ほかに、体が小さく繁殖ができなかったトイプードルの「すず」も、高齢者施設の訪問などで活躍しています。

ワンダーハウス・小野キミ子さん:
「やっぱり最後まで見てあげたいと思いますしね。一日でも長く、生きてほしいなと思います」

最後まできちんと世話をするブリーダーがいる一方、そうではない業者もいるのが現実です。

ワンダーハウス・小野キミ子さん:
「本当にそれ(ブリーダー業)を職として、生活の糧にしている人たちは難しい。働いて(繁殖して)ないのにご飯あげて(世話する)というのは難しいかもしれないですね。次の飼い主さんを探してくれるところならいいんですけれど、実態はわからないです」

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長野放送ニュース

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