■職員たちもメロメロに

ネコ部員に懐く「マツ」
強い思い入れは他部署の職員たちも―。
1匹だけで過ごした1カ月半は、昼休みなどに入れ替わり猫舎に立ち寄りました。
ネコ部員:
「人懐っこい猫は他にもいるけど、こういう感じの人懐っこさがたまらない。(保護猫は)来ない方がいいけど、(『マツ』がいなくなったら)どうしたらいいんでしょうね」
■お別れの日、千葉から迎えに

引き取られる「マツ」
いよいよお別れの日。
「マツ」を迎えに来たのは20代の若い夫婦です。
「にゃーにゃー」
「こわいね、ごめんね」
家があるのは千葉県。
車で片道4時間ほどかかります。
1週間前、直接会って引き取ることを決め、準備を整え2度目の訪問です。
■新しい家族の温かい思い

おチビ(右)にそっくりな「マツ」
武子祐也さん:
「(SNS)Xで画像・動画が流れてきて、それを見たときに、先代の猫に似ていた。耳の大きさ、目のまん丸具合とか。直感的に、この子を家で飼えたらなって」
実家で長く暮らした「おチビ」。(2025年7歳で天国へ)
長くピンと立った耳。じっと見つめる丸い瞳。
色は違ってもそっくりでした。
武子祐也さん:
「医療費とかどれくらいかかるか、大変なのは承知の上。それでも迎えたい気持ちがあって。僕らYouTubeとかインスタグラムで猫の動画とか見たりするから、(そこで見るように)一緒に布団に入る、ごはんを一緒に食べるとか、そんな生活がしたい」
武子遥さん:
「一緒に布団で寝たい。抱っこもいっぱいしてあげたい。あと、膝に乗ってほしい。いっぱいかわいがってあげたい」
■17年ぶり、収容犬猫ゼロに

空になった動物愛護センター
2025年の夏、40匹以上の猫を収容し、ケージで埋め尽くされた猫舎は―。
「マツ」が去り、空になりました。
長野市保健所で犬猫の収容がゼロになるのは、2009年以来17年ぶり。
保護動物への関心や意識が高まる中、多くの力で実現しました。
長野市保健所 動物愛護センター・関口徳之さん:
「一過性かもしれないが、(犬猫が)いなくなったのは、ちゃんと飼育する人が増えていることも一つの要因。これから少しずつ、保健所に犬も猫もいない日が増えてくるようになればいい」

