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5歳で「木曽馬」に“一目惚れ” 「午年」生まれの24歳飼育員が挑む“伝統への継承” かつては30頭まで激減…絶滅の危機を乗り越えた「木曽馬」 1000年以上続く「人と馬の共生」

■一人前の調教師へ 奮闘中!

「若草」を調教する近藤菜々穂さん

次は、4歳のメス「若草」。連れ出そうとすると、少し抵抗されますが―。

近藤菜々穂さん:
「こっちがアワアワしちゃうと馬もパニックになっちゃうので、内心ドキドキしてても平然と、なんでもないふりしてやってる時もありますね」

近藤さんの周りを歩いたり、走ったりする「若草」。掛け声や手綱で指示を伝えています。

信頼関係を深める重要な調教はこの道30年のベテラン・中川場長の指導を受け、勉強中です。

中川剛 場長:
「外方(外側)の手綱を緩くしすぎる傾向があるのと、どうしても片手で右手綱の調整をするのはすごく難しい」

左右の手綱を張ったり、緩めたり。わずかな違いでも馬は思った通りに動いてくれません。

近藤菜々穂さん:
「馬の気持ちを読むじゃないですけど、瞬時に判断して自分の行動を変えていくのが難しい」

中川剛 場長:
「頭で考えてるうちはたぶんできなくて、感覚的に体で覚えていかないとどうにもならないですね。彼女はちゃんと工夫をして、(手綱の)持ち方をその時々で調節できる人」

一人前の調教師になるには、馬と心を通わせ経験を積むのみです。

近藤菜々穂さん:
「楽しさもあり、難しいなっていう苦しさもありつつですね」

中川剛 場長:
「手を掛けた分だけ、苦労した分だけやっぱりその分、馬も応えてくれるし、たぶんすべての答えは馬が教えてくれる感じです」

■「木曽馬」の魅力を伝えたい

左から、木曽馬の里 乗馬センター・中川剛 場長、「若草」、近藤菜々穂さん

大好きな木曽馬の魅力を伝えたい―。

午年生まれの若手飼育員は真摯に馬と向き合い成長していきます。

木曽馬の里 乗馬センター・近藤菜々穂さん:
「せっかくの12年に一度の午年で馬が注目を浴びる貴重な機会だと思うので、昔から日本人と一緒に暮らしてきた馬というのを知って身近に感じてもらえたらいいな。馬に信頼してもらえるようないい関係性をつくっていけるようになったらな」

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