■市内の企業が事業承継

「ニュー若大将」
藤井さんの「若大将」は45年の歴史に幕を下ろしましたが、市内で3つの飲食店を経営するGANSOが「事業承継」に手を挙げ藤井さんも了承しました。
清宮さん:
「若大将さんの良さは引き継ぎつつ、さらに愛される『ニュー若大将』として頑張って営業していきたい」
藤井さん:
「幸せです。若大将を継いでくれるという一言だけで大満足。少しでも皆さんに愛されるお店、新しいお客さんをどんどん引き入れていただけるあたたかいお店になってほしい」
■閉店から約2カ月…

「ニュー若大将」の清宮寛久さん
新たな店名は「ニュー若大将」。閉店から約2カ月たった12月8日「プレオープン」の日を迎えました。
清宮さん:
「ドキドキしています。緊張の方が大きいですね」
午後5時半開店―。
清宮さん:
「どうもありがとうございます」
客:
「おめでとうございます」
8日は取引先などの関係者が訪れる―。
藤井さん:
「はい、どーも。おめでとうさん」
藤井さんも開店を祝いに訪れました。
藤井さん:
「(店には)2カ月(ぶり)だね、変わったね。いいじゃないですか、明るい感じで」
■お酒も楽しむ「中華酒場」

カリカリ肉天 麻辣豚(大)1699円
これまでの「ラーメン」メインの店から少し変わり、「ニュー若大将」は一品料理などを充実させお酒も楽しむ「中華酒場」となりました。
イチオシの新メニューは、油で揚げた薄切りの豚のもも肉に、トウガラシなどで作った辛味オイルをかけた「麻辣豚」に、ワンタンなど。
麻辣豚を食べた客:
「おいしい!香辛料の使い方が爽やか」
ワンタンを食べた客:
「プリっとしていて、中に肉汁がたっぷり入っていて、すごくおいしい」
■名物「山賊焼ラーメン」も

ニュー若大将の山賊焼 999円
藤井さんからのあいさつも―。
藤井さん:
「私もこの地で45年間(店を)やらせてもらって、後を清宮さんにやっていただけるということで、非常に寂しいですけど、逆に新しいものが、新しい若大将の歴史が刻まれるのではないか私も期待。きょうは本当におめでとうございます」
新たな「若大将」。引き継がれたメニューもあります。看板メニューだった「山賊焼」です。
山賊焼きは、よりラーメンに合うようにと少しアレンジしています。下味にこれまで使っていなかったカレー粉なども加えました。
客:
「スパイスが効いている。昔ながらを残していくのはいいことかと。僕の子どもとか、大きくなったらその子どもにも伝えていける。そういう面で残していけるからいい」
「(若大将は)昔ながらの山賊焼き。これは新しい感じがして非常においしい」

