若い世代の「おやき離れ」を実感した生徒たち。店と話し合い、「若者にうける味」の開発を進めることになりました。試行錯誤を重ねること5か月あまり。完成したのが、3つの新メニューです。
焼いた長芋にコチュジャンなどを入れたピリ辛のタレをつけた韓国風のおやきに、長芋とくるみ味噌を合わせた和風のおやき。
きのこ、ジャガイモなどの具材を、「カレーうどん」風に味付けした「きのこカレー」。
色部米菓・色部宏子さん:
「長芋の方は私たちが発想するのと違って、そのまま蒸かすとか、煮るじゃなくて、(焼くことで)違う食感が出てみんなで感動しました」
11月19日は、メニューの完成を記念し、校内でも販売されました。
味はどうだったのでしょうか。
「くるみ味噌」を食べた生徒:
「『くるみ味噌』だけどデザート系みたいな感じでおいしい」
「きのこカレー」を食べた生徒:
「カレー味のおやきってそんなに食べたことなくて、めっちゃ新鮮、おいしかった。(若い人に)絶対うけます、これは」
「きょうのは今まで食べたことないような味でとてもおいしくて、また食べたいなと思いました」
狙い通りだったようです。
ライフデザイン科 3年・青木優果さん:
「若者も、高齢者の方も楽しめる味にすることができてよかったです。ぜひ、これがおやきが好きになるキッカケになってくれたらうれしい」
色部米菓・色部宏子さん:
「たまには食べてみようとか、夕飯はきょうはおやきみたいになっていったらうれしい。若い方も、高校生とかいっぱい来てもらえるとうれしいです」
3つの新メニューは、11月25日から色部米菓の店舗で販売される予定です。
“若者にうける味”で「おやき離れ」を防ぎたい 高校生とおやき店が新メニュー「ピリ辛の韓国風」「カレー味」」など開発

