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職人わずか2人に…長野の伝統工芸「龍渓硯」存続の危機 魅了された書家が挑む技の継承 高校生と磨く「2億年の石の芸術」

ディスカッション

この日は、龍渓硯をどう残していくか、ディスカッションも行いました。

高校生:
「(小中学校で)プラスチックとガチの硯と比べてみて、『すごいでしょ』って」

大学生:
「友達にすすめるって、どうやってやる?」

高校生:
「買ってよ、って(笑)」

「書写・書道の授業で子どもたちに伝える」「SNSで発信する」など、自分たちができることについて考えました。

高遠高校・書道専攻の生徒:
「貴重な体験をいろんな人にやってもらいたいですし、自分もこういう経験をしたことによっていろんな人に伝えられたら」

信大教育学部の学生:
「将来は教育現場に立ちたいという思いがあるので、これを子どもたちに見せて、硯がどんなものか知ってもらえたらいいな」

書家・硯作家・泉石心さん

地域の講座や講演会などでも龍渓硯を伝える活動を続ける泉さん。硯作りの後継者の育成には課題は多いものの、「信州の宝」と思う龍渓硯の魅力をこれからも発信していくつもりです。

書家・硯作家・泉石心さん:
「できるだけこの時間をかけて、自分の気に入ったものを作っていきたい。自分で作って楽しむというだけじゃなくて、多くの人に見てもらう機会があればいいかな」

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長野放送ニュース