
ケーキ
クリスマスを控え、洋菓子店はこれからが繁忙期。しかし、卵の価格が今の水準のままでは利益を出すことが難しいため、「オー・スガ」ではクリスマスケーキの販売数を減らすことも検討しています。
大菅和彦さん:
「大変な思いして作るんですけど、ほとんど利益にならないので、数はいくらか抑えてしまう形になっちゃうかもしれません」

おでん(1人前 3個480円~)
影響は、この時期食べたくなるあの料理にも。
冷え込みが進み、県内も「おでんの季節」。長野県飯田市の「味処 丸現」では長ネギを細かく刻んだ「ねぎだれ」をかけた「飯田風」のおでんが人気です。
客:
「よく味が染みていて、おいしかった」
「おいしいです。寒くなってきたんで、おでんがおいしい時期になってきて、とても温まる」
主役の一つ「卵」の高騰が店主の頭を悩ませています。1個当たりの仕入れ価格は2024年に比べ6円上昇しました。(1個24円→30円)
味処 丸現・細沢浩紹さん:
「大変ですよね。どうにか切り詰めてやりますけど」

ダイコンのおでん
さらに、もう一つの主役「ダイコン」の高値傾向も追い打ちをかけています。この夏の猛暑と少雨で主力産地で出荷量が減少したことが理由で、10月初めごろの卸売価格は前の年より1キロ当たり20円程度上昇。
現在は少し落ち着きましたが、こちらの店では、2024年、1本約150円だった仕入れ価格が200円ほどに上がっています。
細沢浩紹さん:
「寒くなってきて、温かいおでんを皆さん食べていただけるので、その時に上がるというのは厳しいですよね。すぐおでんの値段を上げるわけにもいかないので」

味処 丸現・細沢浩紹さん
今のところ、値上げはしない考えですが―。
細沢浩紹さん:
「落ち着いてくるのかなと、ダイコンは思うんだけど、鳥インフルエンザとか影響すると(卵は)高くなるのかな、まだ。これ以上、上がるようだったら(値上げを)考えざるを得ないのかもしれない」





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