
畑を貸した男性(左)とロニーさん
ロニーさん:
「ビッグ、いいサイズ、このサイズはおいしい、焼き芋に」
普段は自宅近くの畑で野菜作り。畑は、近所のご夫婦が貸してくれました。
畑を貸した男性(93):
「今年の春、ジャガイモを作ったのがきっかけ。それが俺と彼の付き合いの始まり。最初はなにか物珍しい感じだったけど、しばらくするうちに(外国人という)そういう違和感は全然ない。いい後輩だと思っている。話はうまく通じないけど手つき手まねで」
ロニーさん:
「(農業の先生?)そう、農業の先生」
地域の人に助けられながらの野菜作り。この日はサツマイモを収穫しました。この夏の猛暑や少雨で、野菜を育てるのは苦労したそうです。
ロニーさん:
「ジャガイモは大丈夫、サツマイモは大丈夫、ポップコーン用トウモロコシは難しい。水がなくて乾燥してしまって難しかった。たくさんビーツを植えたけどたった5つしか収穫できなかった」

畑を貸した女性が枝豆をおすそ分け
畑を貸した女性(87):
「枝豆、お湯を沸かして、これをもいで入れると食べられるから」
畑を貸している女性が枝豆をおすそ分け。
ロニーさん:
「ありがとうございます、いただきます」
畑を貸した女性(87):
「ロニーさんたちご夫婦が来て張り合いがある。言葉は通じないけど、いろいろ勉強して日本語を上手に使っている。にぎやかでお子さんも2人連れてきて、私たちも元気が出ますよ」

飯綱町産のリンゴとアイスクリームが乗った「スペシャル」(1200円)
ロニーさん自慢のオランダ・パンケーキ。ベーコンやチーズが入った生地に、オランダ直輸入のシロップをかけたものや、飯綱町産のリンゴが入りアイスクリームが乗った甘いもの。
ドイツのパンケーキ店でシェフをした経験を生かして、本場の味を提供しています。
ロニーさん:
「(ドイツ)のレストランで働いていたときはパンケーキに80以上のフレーバーがあった。1日に350枚焼いていた。日本のパンケーキをよく知らないけど、なんだっけ、せんべい?ニラせんべいのようだという人はいる。僕はよく分からないけど」

長野市内のシェアキッチンなどで「戸隠Dutchガーデン」として不定期出店(長野ターミナル会館)
ロニーさんの夢は、戸隠で暮らしながら、得意のパンケーキと自家製の野菜を提供する自分のレストランを開くことです。
ロニーさん:
「地方エリアはスローペースで生きている人が多くていい。レストランと小さいホテルをやってみたい、パンケーキレストラン。(戸隠に住むことになったのは)戸隠の神様が僕らをここに導いたんじゃないかな」