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「市と業者はズブズブ」怒りと不満…ふるさと納税返礼品の産地偽装問題 須坂市長「報告書を真摯に受け止める」2027年秋をめどに再開目指す 生産者「きつかった、やり直すしかない」

生産者は―。

信州うちやま農園・内山俊政さん:
「あの瞬間、あの数カ月間だけは結構きつかった、先が見えないと」

須坂市の農園を営む内山俊政さん。シャインマスカットやモモなどを取り扱っていて、全体の半分以上を市のふるさと納税の返礼品に出していました。

こちらは、問題発覚を受け、先行受付分の返礼品を発送する際に市から同封するよう求められた「詫び状」です。市の落ち度を認める文言が入っていなかったことに不満を感じています。

信州うちやま農園・内山俊政さん:
「あくまで業者がこういうことをしてこうなりました、寄付をくれた皆さま、すいませんってスタンスになっているので、それは気に入らない」

第三者委員会の報告書と、市の再発防止策については、次のように受け止めています。

信州うちやま農園・内山俊政さん:
「われわれ見ていても(市と業者は)ズブズブだなって勘づいていましたけど、結局マンパワーで全員の事業者を回れっていうのは無理ですよね。書面1枚出して『これがルールだから読んどいてね』で終わりというのも違う。(再発防止策は)よくやっていると思います。あれ以上やりようがない」

内山さんは、新たな販路を探し、出荷先にめどをつけました。今後、農家の組合をつくり、よりよい制度となるよう市と意見交換をしていけたらとしています。

信州うちやま農園・内山俊政さん:
「組合ができれば代表者を毎年変えるなりして、こっちはこっちの意見、向こうは向こうの意見で須坂市のふるさと納税をどういう方向に行きたいのという道をつくっていくのがいい。今が一番いいと思ってやり直すしかない」

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