
小林理容院・小林その子さん(94)
もちろん、理容師としての仕事自体も健康のもと。客との会話や、散髪の細かな作業に頭を使い、生きがいにもなっていると小林さんは言います。
それでも、年々ハサミやカミソリを持つ力が弱まっているのを感じていて、今は1日に2~3人のお客さんの対応をするので精いっぱいです。
後継者はおらず、小林さんが店の最後の理容師。常連客からは「店を続けてほしい」との要望も多く、できるだけ頑張りたいと意気込んでいます。
小林理容院・小林その子さん(94):
「『元気で気を付けてね』なんてお客さんにいうと、お客さんが『俺は大丈夫だけど、ばあちゃん頑張ってくれ。今度来る時まで頑張って、元気でいておくれ』なんて逆に言われる。だから動けなくなるまでやって、動けなくなったら(やめる)。頑張ります」