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築200年近い古民家を改修「レストラン」開業 製造業など営む会社が飲食業に参入「ものづくり」から「まちづくり」 長野・木曽町

信州牛のサーロインステーキ

料理長を任された小園希美さん(36)。大阪出身で帝国ホテルなどで10年以上フレンチの腕を磨き、少し前までは白馬村で料理人として働いてきました。

肥田亭 料理長・小園希美さん:
「かわいがってもらって皆さんに成長させていただく、地域の愛される店を目指していきたい」

ランチコースのメインは信州牛のサーロインステーキ。

客:
「ひとつひとつがいいお味」

肥田亭 若女将・手塚百花さん

フロアを切り盛りする「若女将」は手塚社長の妻・百花さん。

肥田亭 若女将・手塚百花さん:
「また来たい、来てよかったと思っていただける店づくりを頑張っていきたい」

この日はクリーニング部門の従業員も厨房の手伝いに。

テヅカ精機の従業員:
「グループ会社が増えて、ついに飲食店がきて従業員としてはすごく楽しみ。皆さんの熱意に押されながら」

手塚社長の経営者仲間

再オープン初日は手塚社長の経営者仲間も県外から駆けつけました。

北海道から:
「(手塚社長は)いろんなことにチャレンジして地域貢献、に尽きるんじゃないかな」

広島から:
「こういう人(手塚社長)がいるのを見て、他の人も、自分でもできるかなって思って(地域が)盛り上がっていったらいい」

ディナーコース(8800円)

午後5時、夜営業開始。

ディナーコースも自慢です。「先付け」は木曽ヒノキの弁当箱を活用。地元の商店がその日、仕入れた新鮮なお造りに、彩り豊かな旬の地元野菜、県内の工房で作られた生ハムなど。

(記者リポート)
「目にも楽しい前菜の中から一品、地場産のズッキーニの料理をいただきます。ズッキーニの甘みとアンチョビのアレンジがとても合っていておいしいです」

「季節の焼き魚」は、信州サーモン。

ステーキには「信州みそ」の薬味を添えて―。

和食店ですが、フレンチなどの要素も取り入れつつ、木曽地域や県産の食材を生かす料理を提供します。

肥田亭 料理長・小園希美さん:
「本当に『食材』にフォーカスをあてるというか、シンプルに『おいしいね』って言ってもらえるような料理をしようと思ってます」

地元住民は―。

町内在住:
「こういった形でいろんなお店ができてくれると町民としてもうれしい。長く続いていってくれればと思います」

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